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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 3 | 10 | 3 | 3 | 19 |
アサヒビール | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 1 | 03:03 | FG | #14青木 | 39 | - | - | - |
アサヒビール | 2 | 02:11 | FG | #39井ノ口 | 43 | - | - | - |
鹿島 | 2 | 07:23 | PASS | #7加藤→#11前田 | 57 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 2 | 12:00 | FG | #14青木 | 36 | - | - | - |
鹿島 | 3 | 10:53 | FG | #14青木 | 39 | - | - | - |
鹿島 | 4 | 09:43 | FG | #14青木 | 25 | - | - | - |
内容 | 鹿島 | アサヒビール |
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1.ファーストダウン(回数) | 14 | 11 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 60-323 Yds | 47-219 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 27-16-0-219 Yds | 31-15-2-188 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 33-104 Yds | 16-31 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 4-18 Yds | 4-30 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 0-0 | 0-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 4-4 | 1-1 |
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) | 27:08 | 20:52 |
2013年秋季リーグ戦1stSTAGE第四節は、すっかり秋めいた夕刻の川崎球場でアサヒビールのキックオフで試合開始となる。
DEERSはアサヒビールのショートキックオフをWR#25岩井がきっちりとキャッチして18ydをリターンし、DEERS陣47ydからの攻撃となる。QB#10山城はRB#29丸田へのショベルパスで17ydを獲得すると、TE#8長谷川に22ydパスを通す。タッチダウンは奪えなかったものの、K#14青木が39ydのフィールドゴールを成功させて先制する。(3-0)
シルバースターの攻撃で22yd・14ydとパスを通されるが、DL#90鈴木、DL#92西川のタックルで前進を許さない。
DEERS攻撃はQB山城がWR岩井に20ydパスを通すが、後が続かずパントとなる。
アサヒビールに27yd・12ydのパスを通され、DEERS陣41ydまで攻め込まれたところで1Qが終了する。
アサヒビールに8ydラン・8ydパスでDEERS陣24ydまで攻め込まれる。ここからタッチダウンを狙ってエンドゾーンにパスを投げられるが、DB#47矢野が見事なパスカットを見せ、フィールドゴールの失点に留めて同点となる。(3-3)
DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、アサヒビールの攻撃もDL#91倉持のタックル等でパントに追い込む。
DEERSはRB丸田が6ydを走った後、QB#7加藤がWR#11前田にパスを投げる。前田はボールを1度は弾くが冷静にキャッチした後に、俊足を飛ばして57ydのタッチダウンを奪い取り、再び試合をリードする。(10-3)
DEERSのキックオフでDB#26林が見事なタックルを浴びせ、反撃を許さない。
DEERSはRB#38佐藤が7yd、RB丸田が20ydを走ると、QB加藤がWR岩井に28ydパスをヒットさせる。RB#20岩倉が9ydを走った後、前半残り時間3秒。K青木が36ydのフィールドゴールを決めて前半終了となる。(13-3)
後半最初のアサヒビールの攻撃に33yd・8ydとパスを通されるが、次のパスをDB矢野がインターセプトを奪い取り、反撃を許さない。
DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、シルバースターにも1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはRB佐藤が7yd、RB丸田が4yd・9ydを走り、QB山城がWR岩井に24ydパスを通す。更にRB丸田が8ydを走るとQB山城から11ydのパスをWR前田がキャッチする。ここでも、K青木が37ydのフィールドゴールを確実に決めて追加点を挙げる。(16-3)
アサヒビールの攻撃にDB矢野が2回目のパスインターセプトを奪い取る。
DEERSはQB加藤がWR#85鈴木に6ydパスを通したところで最終Qとなる。
DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、アサヒビールの攻撃はLB#17天谷のタックル等でパントに追い込む。
DEERSは時間を使いながら攻撃する。RB丸田が11ydを走ると、QB加藤がWR前田に21yd、WR#81宮本に15ydパスを通す。RB丸田が9yd・1ydを走って1stダウンを更新するとRB佐藤が6ydを走る。ここで、スペシャルプレーのロンリーセンターからWR宮本が8ydを走る。その後もランプレーで時間を消費して、6分43秒を使ったこのシリーズは、最後にK青木がこの試合4本目となる25ydのフィールドゴールを決めてDEERSの勝利を決定的にする。(19-3)
アサヒビールのパス反撃に、DL西川が手をいっぱいに伸ばしてボールをカットするなど、前進を許さずパントに追い込む。
残り時間53秒、DEERSは2回のニーダウンで時間を使い切り試合終了となる。
思うようにならない展開の中で、自滅や致命的なミスをすることなく試合に勝てたことは良かったですが、まだまだ力不足であることを痛感した試合でした。 この試合も含め、これからの戦いはオフェンス・ディフェンス・キッキングのすべてが理想的に展開する試合はないでしょう。 ただし、ひとつでも良いものがあれば何とか粘ることができます。各自が自分のやるべき仕事をやれば、それが全体を支える事になります。 今日の試合では、キッキングがその役割を果たしました。要所でのナイスパントと4つのフィールドゴールを確実に決めてくれた事が、浮足立つ事無く勝利を手繰り寄せた大きな要因でしょう。 個々の任務遂行力が、総体の粘りと強さを築く。最後の最後まで少しでも強くなるためもがき続ける。この不変の姿勢と自覚を持って、次戦以降も挑んでいきます。
■DB#47矢野選手
シルバースターとの対戦は、痺れるロースコアゲームとなりました。結果的に最少失点に留めたディフェンスの働きが、じわりと勝利に近づく戦いで光りました。この試合、後半の完封劇の主役は3Qに立て続けに相手のパスをインターセプトしたDB#47矢野選手でした。
―ナイスビンゴでした。ドンピシャの会心のプレーに見えました。
1本目は想定していたプレーとは異なりましたが、2本とも狙っていたものでした。DB#22堀選手と連携、コミュニケートして位置取りを決めた結果です。うまく嵌ってくれました。
―前半の特に試合開始直後は、割合にパスを通されていた印象がありますが、後半はしっかり止めてくれました。
この試合、ラインがほぼ完ぺきにラン攻撃を止めてくれていましたし、後半になって相手のパス攻撃も失敗に終わらせたり、距離を出させない守りが出来てきました。あの場面でディフェンスに欲しかったのはターンオーバーでしたから、そこで決められたのは大きかったですね。パスを通されていた時期も、焦りは全くありませんでした。状況をしっかり確認し、分析し、アジャストした結果が、後半に繋がったと理解しています。
―重要なポジションを重要な試合で任されています。自覚、あるいは気構えを聞かせてください。
鹿島DEERSとして最後の年である事は、やはり意識しています。ただ変化した気持ちで試合に臨んでいるという事ではありません。いつもの気持ちに、今年はなおさら・・・を自然に載せている感じです。特に自分のポジション、自分に与えられた役割は、ただ単にがむしゃらに前を向いて進めば良いという事ではないと理解しています。プレーに気持ちを込めながら、全体を見渡してクールにプレーをする事。自分の中でそれを戦略的に切り替える事が大切と思います。