心配された雨こそ降らなかったものの、大井第二球技場のフィールド(砂入り人工芝)はいつにも増して砂が大量に入れてあり、非常に滑りやすい状態。プレーへの影響が懸念される。ディアーズK#9田中のキックオフで試合開始。最初のプレーでいきなり28ヤードのパスを決められディアーズ陣へ。ディアーズディフェンスはダイノスのオプションプレーとパスに翻弄されあっという間にゴール前5ヤードまで攻め込まれ、3プレー目にTE#89太田へのタッチダウンパスで先制を許す。しかし直後のトライフォーポイントのキックはDL#57渡瀬、同じくDL#76舘内のプレッシャーで失敗し0-6となる。続くシリーズ、ディアーズオフェンスは3回であっさりとパント。初戦ということもありチーム全体に固さが感じられるが、このパントを#44LB比留間が好カバー、更にディフェンスではCB#26竹下のインターセプトが出てモメンタムを引き寄せる。ゴール前20ヤードからの攻撃という絶好のチャンスを得たディアーズは最初のプレーでTB#29池場が中央を突破してそのままエンドゾーンまで一気に駆け抜けタッチダウン。#8田中のキックも成功し7-6と逆転する。落ち着きを取り戻したディアーズはLB#2百瀬のタックルでギャンブルを失敗に終わらせ攻撃権を得ると、QB#8鈴木からWR#81志田への38ヤードパスが通りゴール前18ヤードへ。WR#21関澤へ15ヤードタッチダウンパスがヒットし14-6(キック成功)となる。2Qに入り、ディアーズはダイノスの攻撃を3回で止めたあと#29池場のラン、WR#7植村のパスなどでファーストダウンを重ね、最後はTE#82八百板への4ヤードタッチダウンパスで21-6(キック成功)とする。続くシリーズで#44比留間が強烈なQBサックでファンブルを誘いこれを#2百瀬がリカバー、このあとの攻撃はパントになるもののP#23有澤の絶妙なキックでダイノスを自陣1ヤードへ追い込む。ここからダイノスが苦し紛れに投げたパスをCB#40栄が見事なダイビングキャッチでインターセプト。前のシリーズでチャンスを得点に結び付けられなかったオフェンスだが、今回はWR#6椎野へのパスなどでエンドゾーンに迫りWR#87板井へのパスでタッチダウン(キックも成功し28-6)、攻守蹴のリズムがかみ合ってくる。前半も残り時間が僅かとなるが、DL#71谷嶋のサックでダイノスオフェンスを止め、ディアーズ陣26ヤードで攻撃権を得る(残り時間23秒)。ここでTB#39堀口のランがロングゲインとなり敵陣へ。更に#81志田への51ヤードパスが成功し、35-6(キック成功)で前半を終える。
後半に入りディアーズはQBを#3川上にスイッチ。最初のシリーズで川上はWR#1笹野へロングパスをヒット。笹野はそのままディフェンダーを振り切り、これが68ヤードタッチダウンパスとなる(42-6)。続くシリーズもFB#20近藤のランとパスで攻め込むとTB#35平手の36ヤード独走タッチダウンが出て49-6。その後、#26竹下がこの日2本目となるインターセプトをするなどディフェンスが好フィールドポジションを与え続けるものの、オフェンスが決定力を欠いた上、この日7本のトライフォーポイントを全て成功させた#9田中も34ヤードのフィールドゴールを外し得点には至らず49-6で試合終了。
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