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2008年11月29日(土) FINAL6 準決勝
DEERS VSアサヒ飲料チャレンジャーズ 会場:長居球技場
試合開始時刻:14:00
試合終了時刻:16:35

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 10 0 14 0 24
アサヒ飲料チャレンジャーズ 0 7 0 0 7


得点経過
                     
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 05:03 PASS #10尾崎→#18前田 3 KICK #26鹿島 G
鹿島 1 10:28 FG #26鹿島 30
アサヒ飲料 2 07:10 PASS #3有馬→#1桃澤 9 KICK #17山岡 G
鹿島 3 11:15 INT #4山本 35 KICK #26鹿島 G
鹿島 3 14:40 RUSH #38佐藤 75 KICK #26鹿島 G

内容 鹿島 アサヒ飲料
1.ファーストダウン
回数
19 17
2.攻 撃
回数-獲得ヤード
75-417 Yds 64-285 Yds
 (パ ス)
試投-成功-インターセプト-獲得ヤード
23-13-0-151 Yds 34-20-5-168 Yds
 (ラ ン)
回数-獲得ヤード
52-266 Yds 30-117 Yds
3.反 則
回数-損失ヤード
5-40 Yds 5-38 Yds
4.ファンブル
回数-喪失
0-0 0-0
5.フィールドゴール
回数-成功
3-1 0-0
6.ボール所有時間
(1Q12分・計48分)
34:06 25:54

                       解説                   by ルールスタッフ 浅野利三郎

K/#26鹿島選手 H/#7植村選手 1Q
 FINAL6準決勝は大阪・長居球技場で、 晴れ一時にわか雨という不安定な天候のもとアサヒ飲料のキックオフで試合開始。
 DEERS最初の攻撃は、QB#10尾崎のランで1stダウンを更新すると、 相手の反則とRB#29丸田の9yd・29ydラン等でアサヒ飲料陣3ydに迫り、 QB尾崎がエンドゾーンに走りこんだWR#18前田にタッチダウンパスを決めて先制する。(7−0)
 アサヒ飲料の攻撃は1stダウンを与えずパントに追い込むと、 このパントをRB丸田が24ydリターンしアサヒ飲料陣38ydからDEERSの攻撃となる。
 RB#38佐藤の4回のランと QBの位置にセットしたWR#2中川が直接スナップを受けて走るスペシャルプレー等で アサヒ飲料陣14ydまでボールを進め、 K#26鹿島が31ydのフィールドゴールを決めて追加点をあげる。(10−0)
 次のアサヒ飲料の攻撃では、 5回のパスと2回のランプレーでDEERS陣16ydまで攻め込まれるが、 ここでDB#21加藤がエンドゾーン内で3試合連続となるインターセプトを奪い取りピンチを凌ぐ
。  DEERSはQB尾崎がTE#14脇田に24yd、 WR前田に10ydのパスをヒットさせ、 RB丸田が9yd走ってアサヒ飲料陣30ydに迫ったところで、第1Qが終了する。


WR#15大谷選手 2Q
 DEERSはQB尾崎のランプレーで1stダウンを更新するものの後が続かず、 アサヒ飲料陣22ydからのフィールドゴールも失敗に終わり追加点が奪えない。
 アサヒ飲料が反撃する。5回のパスと4回のランでDEERS陣9ydに迫ると、 最後は9ydのタッチダウンパスを決められて3点差に詰め寄られる。(10−7)
 DEERSの攻撃はRB佐藤のランで1stダウンを奪うが、 次のプレーでQBサックを決められ、パントとなる。
 アサヒ飲料の攻撃では、 DEERSディフェンスがQBにプレーシャーをかけて12ydのロスを奪う等でパントに追い込む。
 DEERSはWR#22小嶋への12ydパス、 WR#15大谷の16ydラン、RB丸田への10ydパス等でアサヒ飲料陣37ydに迫るが、 再びQBサックを決められてパントとなり、前半が終了する。





TE#14脇田選手 3Q
 後半最初の攻撃でアサヒ飲料は、リバースプレーを仕掛けてくる。 ここでLB#51比留間が素早い反応でロスタックルを決める等、 1stダウンを与えずパントに追い込む。
 DEERSはQB尾崎からWR前田への25ydパスやRB#11曽根のラン等で アサヒ飲料陣5ydで1stダウンを獲得する。 しかし、3回のランプレーで前進できず、 フィールドゴールもブロックされて追加点が奪えない。
 次のアサヒ飲料の攻撃にはLB#4山本吉がロスタックルを浴びせる等、 再びアサヒ飲料に1stダウンを与えることなくパントに追い込む。
 DEERSはアサヒ飲料陣34ydからの攻撃と絶好のチャンスを掴むが、 反則もあって前進できず、パントとなる。
 アサヒ飲料の攻撃で後半最初の1stダウンを奪われるが、 次のパスプレーでLB山本吉がインターセプトから37ydを走り切って、 試合の流れを決定付けるインターセプトタッチダウンを奪い取る。(17−7)
 アサヒ飲料が必死に反撃する。 6ydラン、20ydラン、10ydパス、17ydランであっという間にDEERS陣20ydまで攻め込まれる。 しかし、ここでLB#43岡橋がこの試合3本目のインターセプトを奪い、ピンチを凌ぐ。
 DEERSはQB尾崎がTE#97藤本に11ydパスで1stダウンを更新すると、 RB佐藤がアサヒ飲料ディフェンス陣を抜き去って独走し、 75ydのタッチダウンランをもぎ取って点差を広げ、最終の第4Qに突入する。(24−7)


LB#42牧内選手 4Q
 アサヒ飲料のパス攻撃で1stダウンを更新されるが、 次の攻撃を止めてパントに追い込む。 ここで、アサヒ飲料はパント隊形からパスを投じて1stダウン更新を狙うが、 LB#42牧内がきっちりとタックルを決めてDEERSの攻撃となる。
 DEERSはラン攻撃で時間を使うが、1stダウンを奪えずパントとなる。
 アサヒ飲料は20ydパスを決める等でDEERS陣41ydまで迫り、 4thダウンギャンブルのパスを投げるが、DB#24佐野が確実にパスをカットする。
 DEERSはランプレーで時間を使いながらも、 QB尾崎がRB丸田に28ydパスを通してアサヒ飲料陣31ydに迫る。 しかし、この試合3度目のQBサックを受けた後、WR小嶋に16ydのパスを通すが、 アサヒ飲料陣23ydから4thダウンの攻撃となる。 得点差が17点あり、3度の失点を許さなければ逆転されない点差のため、 敢えてフィールドゴールを狙わず、ギャンブルのランを選択するが止められて失敗する。
 アサヒ飲料はパス攻撃で反撃する。 10ydのパスで1stダウンを更新した後、ロングパスを投ずるが、 このパスをDB#25山本周がこの試合4本目となるインターセプトを決める。
 DEERSの攻撃にアサヒ飲料ディフェンスが襲い掛かり、 この試合4回目のQBサックを受けて、1stダウンを奪えずパントとなる。
 アサヒ飲料の攻撃にDL#90鈴木が強烈なタックルで前進を阻むと、 次のパスプレーでLB牧内がこの試合5本目のインターセプト決めて勝利を決定付ける。
 試合終了まで残り2分51秒、 RB曽根が42ydを走りアサヒ飲料陣に19yd迫り、 そこから、RB丸田が2回、RB曽根が4回のランで時間を消費させる。 最後はアサヒ飲料陣6yd地点でのカウントダウンで、試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント
森ヘッドコーチ 「(試合の勝因は)ディフェンスに尽きる。特に3点差に詰め寄られた時に守りに入らずに攻めのディフェンスをしてくれたことが勝利につながったと思う。いいディフェンスから(#4)山本のインターセプトリターンタッチダウンと(#38)佐藤のタッチダウンを奪えたのが大きかった」
―ディフェンスの5インターセプトについては?
「5本も奪えるとは予想していなかった。インターセプトのチャンスを落球せず全てモノにしたことは高く評価できる。相手が追いかける展開になっていたので、これだけのターンオーバーを奪えたと思う」
―オフェンスについては?
「ロングパスが決まらなかったり、ランプレーが思うように進まなかったりと必ずしも狙い通りのオフェンスが展開できた訳ではなかったが、ターンオーバーを許すことなく最低限の仕事はしてくれたと思う。」
―次はいよいよ決勝戦だが
「パナソニック電工さんもオンワードさんも強いことは間違いないので、どちらが対戦相手になっても、しっかりと準備して臨みたい。1年間積み上げてきたものをすべて出せるようにしたい。実力伯仲のXリーグで決勝戦まで進めたというのは大きなチャンスなので、このチャンスをものにして優勝を掴み取りたい」


#23栄貴浩主将コメント
DB#23栄主将 「前半はチーム全体が消極的になっていたので、ハーフタイムに気持ちを入れなおし、後半は積極的なプレーができるようになったと思う。ディフェンスの5インターセプトは大きかったが、(#4)山本のインターセプトで2ポゼッション差をつけて相手が追いかける展開になったので、こちらとしては望ましい展開になった」
―決勝戦に向けては?
「まずは、1試合通して気持ちの入ったプレーができるようにしたい。我々には守るべきものは何もないので、とにかく攻め続けてできることをすべてやりきるという気概で臨みたい。こんなチャンスは滅多にないので、絶対に勝って優勝したい」

選手コメント
●RB#38佐藤選手コメント(75ヤード独走TDを奪うなど8回92ヤードの活躍)
佐藤選手 「シーガルズ戦(リーグ最終戦)と富士通戦(FINAL6一回戦)では、迷いがありいい走りができなかったので、2試合分の気持ちを込めて思い切りやろうと決めていた。(独走タッチダウンは)相手を一人かわして前に走路が開けたので、絶対に捕まってやるかと必死で走った。(次戦の決勝戦は)自分にとっては初めての決勝戦なので、気持ちで負けないようにしっかり準備したい」







●WR#18 前田選手コメント(先制タッチダウンを含め3回40ヤードのパスキャッチ)
前田選手 「先制タッチダウンは、練習でやっていたとおりのプレーができたのでよかった。しかし、それ以外のパフォーマンスは満足していない。FINAL6以降、ほとんど活躍できていないので、JXBでは、MVPを取れるくらいのプレーを見せたい」












●DB#21加藤選手コメント(3戦連発!のインターセプトを決める)
加藤選手 「今回もラッキーなインターセプトで、ボールが自分のところに飛んできたという感じ。(ここ数試合インターセプトという結果をだしていることで)メンタルも充実しているし、思い切ってプレーできている。決勝戦でもチャンスがあればインターセプトを狙っていきたい」












●LB#4山本選手コメント(3Qに値千金のインターセプトタッチダウンを奪う)
山本(吉) 「前半途中から流れが悪く、しんどい展開だったのでなんとかしたかった。ゴールラインまで走りきれてよかった。(次は2年前に敗れている京セラドームでの決勝戦だが)2年前は3点差の敗戦で、なんとも言えない悔しい思いをしたので、今回はなんとしても勝ちたい」









●LB#43岡橋選手コメント(試合を通じ好タックルを見せる。3Qにはインターセプトも奪う)
岡橋選手 「アサヒ飲料さんには、今まで何度も苦汁をなめさせられてきたので、なんとか勝ちたいと思っていた。(インターセプトについては)その前に、自分の守るゾーンにパスを通されていたので、また自分のところに投げてくるなと思った。裏にWRが入ってくるのも気づいていた。うまくキャッチできてよかった」














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