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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 0 | 0 | 12 | 9 | 21 |
富士通フロンティアーズ | 7 | 0 | 0 | 7 | 14 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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富士通 | 1 | 02:19 | RUSH | #30金 | 32 | KICK | #35西村 | G |
DEERS | 3 | 04:23 | FG | #26鹿島 | 20 | - | - | - |
DEERS | 3 | 07:19 | FG | #26鹿島 | 35 | - | - | - |
DEERS | 3 | 13:23 | RUSH | #29丸田 | 5 | PASS | #2中川 | NG |
DEERS | 4 | 01:47 | PASS | #10尾崎→#18前田 | 78 | RUSH | #10尾崎 | NG |
DEERS | 4 | 10:54 | FG | #26鹿島 | 22 | - | - | - |
富士通 | 4 | 12:35 | PASS | #18出原→#15ブレナン | 6 | KICK | #35西村 | G |
内容 | 鹿島 | 富士通 |
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1.ファーストダウン(回数) | 17 | 12 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 68-408 Yds | 55-275 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 18-13-1-245 Yds | 27-14-3-140 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 50-163 Yds | 28-135 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 3-14 Yds | 1-15 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 1-0 | 0-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 3-3 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 35:05 | 24:55 |
2009年度・ジャパンXボウルは、社会人日本一を賭けて東京ドームで、DEERSのキックオフで試合開始。
富士通の最初の攻撃が止められない。
7ydラン・14ydパス・5ydラン・6ydラン、そして32ydのタッチダウンランと、
僅か5プレーで64ydをドライブされて先制点を奪われてしまう。(0-7)
DEERSの最初の攻撃は、RB#29丸田の2yd・6ydのラン、RB#11曽根の4ydランで1stダウンを獲得すると、
QB#12山城からRB丸田への18ydパスで富士通陣30ydに攻込む。
しかし、ここからの攻撃を阻止され、4thダウンギャンブルの攻撃も失敗する。
富士通2回目の攻撃は、1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERS2回目の攻撃は自陣6ydからで、1stダウンを奪えずパントとなる。
富士通3回目の攻撃でDEERS陣34ydまで進まれるが、LB#43岡橋がロスタックルを浴びせてピンチを凌ぐ。
DEERSは自陣3ydからの攻撃で、QB山城からTE#1庭野への4ydパス、
WR#15大谷への14ydパス等でDEERS陣40ydまで進んだところで、1Qが終了する。
DEERSの攻撃は反則等もあって、パントとなる。
富士通の攻撃で7ydラン、10ydパスで1stダウンを更新されるが、
次のパス攻撃にDB#23栄がインターセプトを決めてDEERSの攻撃となる。
DEERSはQBの位置に入ったWR#2中川の13ydランで1stダウンを更新するが、
次のパスプレーで、インターセプトを奪われて攻撃のリズムが掴めない。
富士通の攻撃は、DEERSディフェンスが食い止めパントに追い込む。
DEERSの攻撃はRB曽根の8ydラン、RB丸田の10ydラン等で富士通陣に攻込み、スペシャルプレーを繰り出す。
QB山城がRB丸田にハンドオフ、ボールを貰ったRB丸田が後方のQB山城にトス、そしてQB山城がロングパスを投ずる。
しかし、WRが相手ディフェンスにマークされてボールをキャッチ出来ず、そのまま前半が終了する。
後半最初のDEERSの攻撃でQB#10尾崎が登場し、WR中川への8ydパス通して1stダウンを更新した後、
WR#18前田に53ydのロングパスを決めて富士通陣3ydに迫る。
ここからの攻撃で、
ボールをファンブルするなどタッチダウンを奪えなっかもののK#26鹿島が20ydのフィールドゴールを決めて、DEERSの反撃が始まる。(3-7)
次の富士通の攻撃に、DB#24佐野がパスインターセプトを奪い取り、DEERSは相手陣24ydからの攻撃となる。
DEERSはここでもタッチダウンは奪えないものの、K鹿島が35ydのフィールドゴールを決めて、1点差に詰め寄る。(6-7)
富士通の攻撃は、LB#51比留間のロスタックルなどで1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQBを再び山城に戻すと、RB丸田が11ydを走り、WR#25小嶋が27ydのパスをキャッチする。
そしてQBの位置に入ったWR前田が11ydを走り、WR 中川も15ydを走って富士通陣5ydに迫る。
ここからRB丸田のオープンランで、この試合最初のタッチダウンを奪い取り、遂に逆転する。
しかし、2点を狙ったトライフォーポイントのパスを失敗し、最終の第4Qに突入する。(12-7)
富士通のパス攻撃を失敗に終らせパントに追い込む。
DEERSはQBが尾崎に代わり、自陣22ydで3rdダウン6ydとなったところで、ビッグプレーが飛び出す。
WR前田はQB尾崎からのロングパスをキャッチすると、
富士通ディフェンスのタックルを振り切ってエンドゾーンまで一気に駆け込み、78ydのタッチダウンパスを成功させる。
しかし、2点を狙ったQBドローは失敗する。(18-7)
富士通の攻撃は反則で罰退した後、LB比留間がインターセプトを奪い取る。
DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、富士通の攻撃にはDL#91倉持がQBサックを決める。
富士通は自陣34ydから4thダウン5ydでギャンブルプレーを選択し、パスを投ずるが失敗に終らせる。
DEERSはQB山城がRB#38佐藤に16ydパスを通すと、
K鹿島がこの試合3本目となる22ydのフィールドゴールを確実に決めて点差を広げる。(21-7)
富士通が必死に反撃する。
38ydパス・6ydパス・8ydパス等でDEERS陣6ydに迫ると、ここからタッチダウンパスを決められ、7点差に迫られる。(21-14)
試合時間残り2分25秒、富士通は攻撃権を獲得するためにオンサイドキックを試みる。
DEERSはオンサイドキックに備えた布陣を敷き、大きく弾んだキックオフのボールをWR前田がジャンプキャッチして、DEERSの攻撃となる。
DEERSは3人目のQB#16仲田が登場し、ランプレーで時間を消費させ、パントはP#19西口が確実にサイドラインを割るキックを蹴る。
富士通の攻撃は残り時間17秒。17ydのパスを通されるが、残り時間は6秒となる。
最後のパスプレーをDEERSディフェンスが叩き落して、試合終了となる。
やった!!! 社会人日本一の瞬間が来た。12年ぶりの社会人日本一。多くの声援、ありがとうございました。
「前半はリードを許す展開だったが、オフェンス、ディフェンスともにライン戦でそこそこやれているという手ごたえがあったので、心配していなかった。
オフェンスは、前半、ボールは動かせていたが点に結びつかなかった。後半、その状況をロングゲインで打開してくれた。ディフェンスがターンオーバーを奪ってくれたのも大きかった」
―ライスボウルに向けて
「関西大学には、DEERSのOBの板井ヘッドコーチがいるので対戦が楽しみ。ただ、厳しい試合を勝ち抜いてきているし、練習量では足元にも及ばない。加えてこちらの手の内を知り尽くしているので、非常に厳しい戦いになると思う。しっかりと準備をして、今シーズン一番良い試合をしたい」
■牧内主将
「優勝したという実感は、なかなか湧いてこないが嬉しい。
前半は0-7で折り返したが、自分たちのペースでやれているという感触があったので、負けているという気はしなかった。後半はDEERSらしい試合ができたと思う。
オフェンスは、山城がスターターだったが、OL陣が頑張って山城を盛り上げてくれた。ディフェンスは、ベテラン勢が活躍してくれたのが大きかった」
―ライスボウルに向けては?
「今シーズン最後の試合でもあるし、勝って真の日本一となって終わりたい。今までどおりしっかりと準備をして試合に臨みたい」
■WR#18前田選手2度のロングパスキャッチ、1タッチダウンを奪う。MVP獲得)
「自分の活躍よりも、このチームで勝てたことの方が嬉しい。MVPを戴いたが、他にも勝利に貢献した選手はたくさんいた。今回はたまたま自分だった。この最高のチームで、もう一つ勝って日本一を達成したい」
■DB#23栄選手(第2クォーターの苦しい場面でインターセプトを奪う)
「インターセプトは狙い通り。相手のQBがロールアウトをしながら、反対のサイドを見ていたので、投げる方向が分かった。(優勝については)自分が入部して優勝まで9年かかった。その間は長かったが優勝できて嬉しい」
■DB#24佐野選手(第3クォーターにチームを勢い付けるインターセプトを奪う)
「後半、チームに勢いを与えるためには、ディフェンスのビッグプレーが必要だと思っていた。インターセプトは狙い通り」
―ライスボウルに向けては?
「板井さん(関西大学ヘッドコーチ)との対戦は楽しみ。DEERSに在籍していたので、丸裸にされているかも知れないが、自分たちのプレーをやりきりたい」
■RB#29丸田選手(試合を通じエースの走りを見せる)
「前半から自分たちのペースで試合が出来ていると思っていたので焦りはなかった。ラン攻撃が進んでいたので、後半にパスも通りだした。試合を通じてOLが頑張ってくれていたので、とにかく前へという気持ちで走った。昭一郎(RB#38佐藤選手)の出場が微妙だったので、自分がやらなきゃと思っていたが、曽根さん(RB#11)も気持ちの入った走りをしてくれたし、昭一郎も最後にやってくれた。みんなで勝ち取った優勝だと思う」
―ライスボウルは?
「学生はアグレッシブなディフェンスをしてくると思うが、自分たちのスタイルはラン攻撃で前進すること。ラン攻撃を進められるかの勝負になると思うので、そこで負けないようにしたい」
■OL#71小島選手(粘り強いブロックで最優秀ラインマン賞を受賞)
「富士通のDLは強かったが、後半になって相手が疲れてきたので、押し込めているという感触があった。ライスボウルで対戦する関西大学もDLが強いが、自分たちのプレーができるよう、しっかり準備したい」