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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | TOTAL |
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鹿島DEERS | 6 | 7 | 6 | 2 | 0 | 21 |
オービックシーガルズ | 0 | 7 | 7 | 7 | 7 | 28 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 1 | 03:04 | PASS | #28島→#11前田 | 22 | PASS | #28島 | NG |
鹿島 | 2 | 03:32 | PR | #4山本 | 68 | KICK | #14青木 | G |
シーガルズ | 2 | 14:29 | PASS | #6菅原→#83清水 | 5 | KICK | #1金親 | G |
鹿島 | 3 | 13:12 | PASS | #16尾崎→#29丸田 | 33 | PASS | #16尾崎 | NG |
シーガルズ | 3 | 15:00 | PASS | #6菅原→#85萩山 | 57 | KICK | #1金親 | G |
鹿島 | 4 | 11:41 | SAF | − | − | − | − | − |
シーガルズ | 4 | 14:59 | RUSH | #20古谷 | 1 | KICK | #1金親 | G |
シーガルズ | OT | 00:00 | PASS | #6菅原→#20古谷 | 8 | KICK | #1金親 | G |
内容 | 鹿島 | シーガルズ |
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1.ファーストダウン(回数) | 11 | 26 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 48-232 Yds | 88-548 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 19-11-1-120 Yds | 54-36-1-446 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 29-112 Yds | 34-102 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 6-43 Yds | 7-80 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 2-0 | 2-1 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 1-0 | 2-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 22:09 | 37:51 |
2010年ファイナルステージは、小春日和の川崎球場でシーガルズのキックオフで試合開始となる。
DEERS最初の攻撃はQB#16尾崎がWR#11前田に4yd、WR#2中川に7ydのパスを通して1stダウンを更新すると、RB#29丸田が19ydを走る。
しかし、その後の攻撃で1stダウンを奪えず22ydからのフィールドゴールトライとなる。
ここで、DEERSがスペシャルプレーを繰り出す。
ホルダーのDB#28島がWR前田にトスし、前田はエンドゾーンに走り込んでタッチダウンを奪い取る。
トライフォーポイントのキックはスナップが乱れて失敗する。(6-0)
シーガルズ最初の攻撃では1stダウンを与えずパントに追い込むと、スナップがゴロとなり、DEERSは相手陣29ydからの攻撃となる。
このチャンスにDEERSは1stダウンを奪えず、39ydのフィールドゴールも失敗に終る。
シーガルズの次の攻撃もLB#37大舘がロスタックル、DB#4山本・吉がパスカットを決める等で1stダウンを与えない。
DEERSの攻撃はRB#38佐藤が18ydを走るが後が続かずパントとなる。
シーガルズの攻撃にDL#91倉持がロスタックルを浴びせて1Qが終了する。
シーガルズに13ydパス・3ydラン・13ydパス・7ydランで前進を許し、DEERS陣24ydまで攻込まれフィールドゴールを狙われる。
しかし、このキックをDL#44小宮がブロック、転がったボールをDB山本・吉が拾って68ydのリターンタッチダウンを奪い取る。(13-0)
シーガルズの反撃にDB山本・吉がQBサックで15ydをロスさせると、4thダウンギャンブルのランプレーも阻止する。
DEERSはQB尾崎の19ydラン・RB丸田の6ydラン、QB尾崎からWR前田に12ydパスを通すが、
反則での罰退もあり、4thダウンギャンブルのパスを失敗する。
シーガルズに52ydのパスでDEERS陣16ydまで迫られ、最後は5ydのタッチダウンパスを奪われ前半が終了する。(13-7)
後半開始のシーガルズの攻撃で19ydランの後、15ydパス・10ydパスを通されるがLB大舘のQBサックで10ydをロスさせ、パントに追い込む。
DEERSは1stダウンを奪えずパントとなる。
シーガルズに9ydラン・9ydパス・10ydラン・12ydラン等でDEERS陣36ydで1stダウンを奪われるが、
DL#90鈴木のパスカット等で前進を許さずパントに追い込む。
DEERSはQB尾崎がWR前田に17yd・WR#18永川に7ydパスを通し、RB佐藤が7ydを走って相手陣33ydに迫る。
ここで、QB尾崎がRB丸田にショベルパスを成功させると丸田は33ydを走り切ってタッチダウンを奪い取る。(19-7)
シーガルズが反撃する。3rdダウン11ydから57ydのタッチダウンパスを奪われて第3Qが終了する。(19-14)
第4Q最初のDEERSのパス攻撃で、インターセプトを喫して攻撃権を失う。
シーガルズに26ydパス・11ydパス・19ydパス等でDEERS陣9ydで1stダウンを奪われる。
ここでDEERSディフェンスが頑張りフィールドゴールに追い込むと、このフィールドゴールをDB#21加藤がブロックし34ydをリターンする。
DEERSはRB丸田が5yd・6yd、WR中川が6ydを走るがパントとなる。
シーガルズの攻撃にDL#93重近がロスタックルを決めるが、17ydパス・23ydパス・11ydラン等でDEERS陣29ydに迫られる。
ここからのパスにLB大舘がインターセプトを奪い36ydをリターンし、DEERSは相手陣40ydからの攻撃となる。
DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、P#14青木の絶妙のキックでシーガルズは自陣6ydからの攻撃となる。
シーガルズの攻撃にLB#42牧内が相手エンドゾーンでタックルを決めてセーフティーの2点を奪い取る(21-14)
シーガルズは20ydからのキックオフで、オンサイドキックを仕掛けてくる。このキックをDB#24佐野が冷静にキャッチし失敗に終らせる。
残り時間3分19秒、DEERSはランプレーで時間を消費させるが、反則で罰退し1stダウンを奪えずパントとなる。
残り時間1分51秒、シーガルズが反撃する。時間を止めながら8本のパスと3回のランでDEERS陣1ydに迫る。
残り時間6秒、そして、最後の1ydをランでタッチダウンを奪われ、トライフォーポイントのキックを成功させ、遂に同点に追い着かれる。(21-21)
同点で第4Qが終了した場合、タイブレイクシステムで勝敗の決着をつけることになる。
相手陣25ydから、先攻・後攻の攻撃をそれぞれが行い、得点差が着くまで試合を続けるシステムである。
コイントスでDEERSは後攻を選択する。
シーガルズの攻撃は、ランプレーで1yd・9yd・5yd・2ydと前進し、最後は8ydのタッチダウンパスを成功させる。(21-28)
DEERSの攻撃は、ランプレーで2yd・1ydを前進し、3rdダウンでパスを投ずる。しかし、このパスをインターセプトされ、試合終了となる。
勝負事とは、文字通り勝ったり負けたりがつきもの。毎回勝てるという保証はどこにもない。選手には、負けて堂々としている事は、もしかすると勝つ事よりも難しいという事を伝えた。年間を通じて「やり切った」と思えれば、それが出来る。逆に、この結果を受けてシーズンを振り返った時、あの時こうしておけば良かった・・・という悔恨があるとすれば、それは克服しなければならない弱さである。
今日の敗戦について、個々の選手やプレーには責任は無い。ミスもあったが選手は最初から最後まで全力で戦ったと思う。それでも勝てなかったのは相手が我々よりも強かったということ。1年間の積み重ねとして結果的に相手を上回れなかったのはヘッドコーチである私の責任。今日失敗した事や、出来なかった事を修正しただけで来年勝てる筈は無い。年間を通じた取り組みを来年も続けていく。
■牧内主将
点差は接戦ではあったが、相手との差はとても大きいと感じた。
一年間を通じた取り組みで、去年を上回れなかった、自分に勝てなかった、その結果が今日の敗戦になったと思う。本当に悔しい。
この気持ちを絶対に忘れないよう、全員が記録・書面として書きとめておく。
この悔しさを忘れずに、全員が努力することがチームを強くする。それを信じて来年に向かっていく。