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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 3 | 7 | 7 | 7 | 24 |
富士通フロンティアーズ | 14 | 0 | 0 | 0 | 14 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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富士通 | 1 | 02:53 | PASS | #19吉田→#81中村 | 3 | KICK | #11西村 | G |
鹿島 | 1 | 09:51 | FG | #14青木 | 39 | - | - | - |
富士通 | 1 | 14:24 | PASS | #19吉田→#1強 | 5 | KICK | #11西村 | G |
鹿島 | 2 | 11:22 | PASS | #12加藤→#2中川 | 15 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 05:51 | PASS | #12加藤→#11前田 | 6 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 4 | 02:48 | PASS | #10山城→#20岩倉 | 1 | KICK | #14青木 | G |
内容 | 鹿島 | 富士通 |
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1.ファーストダウン(回数) | 24 | 7 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 79-380 Yds | 46-158 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 38-30-1-265 Yds | 21-13-1-78 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 41-115 Yds | 25-80 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 2-13 Yds | 1-12 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 1-1 | 1-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 1-1 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 40:20 | 19:40 |
ファイナルステージの戦いは、曇り空で底冷えのする横浜スタジアムで2試合連続で富士通との対戦となった。
試合開始のDEERSキックオフで、富士通にいきなり46ydのリターンを許すと、8ydパス・14ydラン・4ydラン・13ydランで攻め込まれ、試合開始から僅か2分53秒で先制の3ydのタッチダウンパスを奪われてしまう。(0-7)
DEERS最初の攻撃はRB#29丸田の5ydラン、QB#12加藤からWR#18永川への10ydパスで1stダウンを更新するが、次のプレーでボールをこぼしてパントとなる。
次の富士通の攻撃はLB#43小野里のタックル等で1stダウンを与えずパントに追い込むと、DEERSはRB#20岩倉の9ydラン、QB加藤からWR#81 宮本への14ydパス等で前進し、K#14青木が39ydのフィールドゴールを決めて点差を詰める。(3-7)
富士通にDEERSのキックオフで再び39ydのロングリターンを許すと、4ydラン・11ydパス・7ydパスでDEERS陣26ydまで攻め込まれる。しかし、4thダウン2ydのギャンブルプレーはDL#90鈴木のロスタックルでピンチを凌ぐ。
DEERSは自陣30ydからの攻撃となるが、QBサックを受けてファンブル、富士通にDEERS陣23ydからの攻撃権を与えてしまう。この後DEERSの反則もあり、富士通に、この試合2本目となる5ydのタッチダウンパスで点差を広げられる。(3-14)
DEERSが反撃する。QB加藤がWR#25岩井に8yd・WR宮本に14yd・WR#34藤森に8yd・WR#2中川に5ydのパスを通すと、今度は自らが10ydを走る。更に、WR#11前田への9ydのパスを通し、相手陣3ydで1stダウンを獲得する。しかし、この3ydを突破できず、4thダウンギャンブルも失敗する。
富士通の自陣1ydからの攻撃に1stダウンを与えずパントに追い込み、DEERSは相手陣48ydからの攻撃となる。
DEERSはQB加藤のパスが冴える。WR#7植村に19yd・RB丸田に11yd・WR藤森に3ydのパスでボールを進め、最後はエンドゾーンに走り込んだWR中川に15ydのタッチダウンパスを成功させる。(10-14)
富士通の攻撃にDL#91倉持がロスタックルを浴びせて前半が終了する。
DEERSは後半開始のキックオフでWR前田が29ydをリターンする。QB加藤がWR中川に9yd・TE#89三浦に4ydパス、QB加藤の12ydラン、WR宮本に6ydパス、RB丸田が5yd・RB岩倉が3ydを走り、WR宮本が7ydパスをキャッチする。RB丸田の6ydランの後、QB加藤がWR前田に逆転の6ydのタッチダウンパスを通す。(17-14)
富士通の攻撃にDL倉持がロスタックル、DL鈴木がQBサックを浴びせてパントに追い込むと、DEERSはQB加藤がWR前田に8ydパス、RB岩倉の2ydランで1stダウンを更新する。しかし、次のパスプレーでQB加藤が負傷してQB#10山城にスイッチ、WR藤森に7ydパスを通すが1stダウンに至らずパントとなる。
富士通に、14ydラン・7ydパス・18ydラン・7ydパスで前進を許すが、DEERS陣30ydからの4thダウンギャンブルをDEERSディフェンスが壁となって阻止する。
DEERSはQB山城がWR前田に22ydパスを通して相手陣に入り第3Qが終了する。
DEERSはQB山城の30ydランで相手陣10ydに迫ると、QB山城からRB丸田に7ydパスで4thダウン残り1ydとなり、RB岩倉へのタッチダウンパスで締めくくる。(24-14)
DEERSのキックオフでWR岩井がナイスタックルで富士通に自陣24ydからの攻撃にすると、LB#4山本のタックルでパントに追い込む。
DEERSはQB山城がWR藤森に21ydパスを通すが、次のパスでインターセプトを奪われる。このピンチは、DB#23栄のQBサックで1stダウンを与えない。
DEERSは時間を使いながらの攻撃でQB山城がWR前田に23ydパスを通す。時間を掛けたランプレーの後、パントとなり富士通の攻撃となる。
富士通の必死の攻撃はLB#53牧内がインターセプトを奪い取り、DEERSが残り時間を消費して試合終了となる。
―ナイスゲームでした。我慢を重ねながら徐々に地力を発揮していく、DEERSらしいかたちが出来た試合と感じました。
まずこの試合も、ディフェンスが良くやってくれました。第1Qで2つのタッチダウンを献上しましたが、一発で持って行かれた失点ではありません。その後も粘り強さを発揮し続け、完封した第2Q以降はパーフェクトに近い出来だったと思います。オフェンスも、最初のタッチダウンまで時間はかかりましたが(第2Q11分過ぎ)、ボールはしっかりプラン通りに動かせていました。3-14とされた時点で、もちろん「勝てる」とまでの確信はありませんでしたが、しっかりアジャストすれば大丈夫という信頼感はありました。選手がそれに応えてくれたナイスゲームであったと思います。
―いよいよ次試合、3年振りの社会人決勝JXBです。
去年からファンダメンタルやフィジカルのレベルアップだけではなく、メンタルも強くなろうと取り組んできたつもりです。
しんどい状況であっても、やられてしまったプレーの後でも、とにかく切り替えて次のプレーに集中すること。
自分のコントロールできることとできないことを区別して自分の役割に徹すること。
これは選手だけではなくコーチやスタッフも含めてです。
特別にメンタル強化の練習メニューはありませんが、事ある毎に伝え続けてきましたし、全員で共有してきたつもりです。
今日の逆転勝ちのように、その成果は出始めていると思います。次の最強の相手に対しても同じ気持ちを持てるのか。
JXBでは真価が問われると思います。
プレー面でも持てる力を完全に出し切って、かつミスを最小限に抑えないと勝てない最強の相手です。これから2週間でビックリするほど急に上手く強くなる事は出来ませんが、それでも、練習はもちろん、試合の中でさえも少しでも強く、上手くなり続けたいと思っています。
これまで蓄えて来たもの全てを出し切れるような、最高の舞台に相応しい、最高の準備を整えていきます。
今年掲げたチームスローガンの「BREAK THROUGH」もいよいよ最終章です。最高のブレークスルーをお見せします。
■DB#23栄選手
―まずは今日の試合を振り返って。
キッキングもディフェンスもオフェンスも、すべてが厳しいしんどい試合でした。それだけに、今日はディフェンスで勝った、オフェンスで勝ったとかではなく、3つの機能すべてが補完し合ってトータルな流れを掴む事で得た勝利だと思います。
―個人の出来としてはどうでしたか。持ち前の気迫のタックルも炸裂し、試合終盤には見事なQBサックも決めてくれました。
正直、与えられた機会に応えるだけで精一杯の状況です。フィールドに立つ機会を与えられた、とにかくこれまでやって来た事を出すだけです。今、全員が自分と同じ気持ちだと感じる事が出来ています。やって来た事をただ愚直にぶつけていくだけ。だからこそ皆に要のプレーが巡ってくるのでしょう。今日のQBサックも自分はまったく特別な事はしていません。たまたま今日、あの場面で、自分がそういう役回りにあったという事です。
―いよいよシーガルズ相手のJXBです。
相手はどこからどう見ても強い。その事だけは間違いありません。同じ事の繰り返しになりますが、自分たちは自分たちが出来ることをやり切るしかありません。この2週間で、現状持っている力にプラスアルファを絶対に加えるという強い気持ちで臨みます。今シーズン個人的にも色々ありましたので、今、フットボールが出来ていることを本当に幸せに感じています。その感謝を胸に、次の試合は「悔いが無いように」というより、とにかく、ただただ、やり切ります。