TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|
LIXILディアーズ | 27 | 0 | 24 | 14 | 65 |
BULLS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LIXIL | 1 | 05:58 | RUSH | #20岩倉 | 3 | KICK | #14青木 | G |
LIXIL | 1 | 08:37 | PASS | #9加藤→#2中川 | 1 | KICK | #14青木 | G |
LIXIL | 1 | 11:27 | PASS | #9加藤→#34藤森 | 35 | KICK | #14青木 | G |
LIXIL | 1 | 13:16 | RUSH | #29丸田 | 9 | KICK | #14青木 | G |
LIXIL | 3 | 03:17 | PASS | #16尾林→#85鈴木 | 26 | KICK | #29丸田 | G |
LIXIL | 3 | 10:36 | FG | #14青木 | 34 | – | – | – |
LIXIL | 3 | 10:57 | INT | #35清水 | 24 | KICK | #29丸田 | G |
LIXIL | 3 | 13:49 | PASS | #16尾林→#81田中 | 22 | KICK | #29丸田 | G |
LIXIL | 4 | 06:56 | RUSH | #16尾林 | 2 | KICK | #14青木 | G |
LIXIL | 4 | 11:05 | RUSH | #48高木 | 2 | KICK | #14青木 | G |
内容 | LIXILディアーズ | BULLS |
---|---|---|
1.ファーストダウン(回数) | 20 | 5 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 65-586 Yds | 40-74 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 27-18-0-258 Yds | 22-9-2-62 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 38-328 Yds | 27-74 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 7-45 Yds | 2-3 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 1-1 | 4-2 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 2-1 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 33:50 | 26:10 |
2014年、新生LIXILディアーズ初戦はパールボウルのリーグ第1戦で、ホーム側スタンドが完成した川崎富士見球技場で、DEERSのキックオフで試合開始となる。
BULLS最初の攻撃はLB#89長嶋のロスタック等で、1stダウンを与えない。
DEERS最初の攻撃はRB#29丸田が15ydを走ると、QB#9加藤がWR#7宮本に5yd、WR#1庭野に6yd、WR#18永川に14ydのパスを成功させる。そして、RB#20岩倉が3ydのタッチダウンランで先制する。(7-0)
次のBULLSの攻撃では、LB長嶋がQBサック・ファンブルさせると、DB#13山本がリカバーし、DEERSは相手陣16ydからの攻撃となる。
このチャンスにQB加藤がWR#15島に11ydのパスを成功させ、最後はWR#2中川へ1ydのタッチダウンパスを成功させる。(14-0)
BULLSの反撃にDL#90鈴木がQBサックを決め、パントに追い込むと、DEERSはQB 加藤がWR#34藤森に35ydのタッチダウンパスを成功させる。(20-0)
BULLSのパス攻撃にLB#37大舘がインターセプトを奪い取り、相手陣9ydからの攻撃となる。すると、DEERSはRB丸田が9ydのタッチダウンランを決める。(27-0)
DEERSは3人のQB、#12平山・#16尾林・#48高木が登場し、相手陣28ydまでボールを進めるが4thダウンとなり、48ydのフィールドゴールも失敗に終わる。
BULLSの攻撃を3回のパス失敗でパントに追い込むが、次のDEERSの攻撃ではパスキャッチ後に相手タックでボールをファンブルし、攻撃権を失う。
BULLSの攻撃で8yd・16yd・15ydと走られ、DEERS陣19ydまで進まれるが、4thダウンギャンブルのパスを失敗に終わらせ、前半が終了する。
DEERSはQB尾林のパスが冴える。WR永川に16yd・7ydのパスを決めると、RB#32前川へのスクリーンパスで40ydを獲得する。そして、WR#85鈴木に26ydのタッチダウンパスを成功させる。(34-0)
BULLSの攻撃はDL#91倉持のタックル等で前進を許さない。
DEERSはQB尾林がWR#81田中に6yd、WR藤森に9yd、WR鈴木に9yd、再びWR藤森に14ydパスを通し、最後はK#14青木が44ydのフィールドゴールを成功させる。(37-0)
BULLSのパス攻撃にLB#35清水がインターセプ、そのまま24ydを走ってタッチダウンを奪い取る(44-0)
続くBULLSの必死の反撃で4thダウンギャンブルを失敗に終わらせると、QB尾林がWR田中に22ydのタッチダウンパスを成功させる。(51-0)
BULLSの攻撃をパントに追い込むが、パントキック後のボールにDEERS選手が接触し、BULLSにリカバーされてDEERS陣44ydからの攻撃となる。しかし、4thダウンのギャンブル攻撃を失敗に終わらせ、ピンチを凌ぐ。
DEERSはQB尾林がWR鈴木に11ydパスを通すと、RB前川が4yd、RB#39大野が3yd、RB#28山城が9ydを走る。更にQB尾林からWR鈴木に16ydパス、RB前川が11yd、RB大野が8ydを走る。最後はQB尾林が2ydのタッチダウンランを決める。(58-0)
BULLSの反撃にはLB#51江川がインターセプトを奪い取る。
DEERSはラン攻撃を中心に攻める。QB高木が2yd・12yd、RB山城が12yd、RB前川が5ydを走り、最後はQB高木が2ydのタッチダウンランを奪い取り、試合終了となる。(65-0)
まずは多くのご来場者のもと、LIXIL DEERSとして記念すべき初戦を無事に迎え、勝利する事が出来ました事、応援頂きました皆様とご関係の皆様に心より御礼申し上げます。本当に有難う御座いました。
正直なところ、ホっとしているというには程遠い心境です。一言で言えば、思い切りのあるプレー、姿勢が足りなかった。世界選手権に向けた日本代表チームへの参加や*、15名を数えた新加入メンバーとの理解共有の必要性といった、チーム全体としてプレー精度を短期間で高めにくい事情はありましたが、それは言い訳になりません。新人や若い選手たちも、相手の出方が見えてきた試合の後半には、随所に光るプレー、それぞれの個性を発揮した「らしさ」のあるプレーをしてくれましたが、前半は悪い意味で様子を見てしまう場面がありました。鹿島ディアーズの時代から、いわゆるスロースターター的なチームではありました。むろん丁寧にプレーする事は重要ですが、勢いや思い切りを削ぐ消極性につながってはいけません。ミスを恐れていては伸びやかなプレーは出来ません。新たなチームには、緻密さと大胆さが融合し、時に大胆に、モメンタムを一気に呼び込めるような、ダイナミックなチームへの脱皮を求めています。
一年を通して見れば、春のトーナメントの位置付けは、勝利を目指しながらもチームの基礎固めを重視する時期でもありますが、我々はそのような事を言える立場ではありません。新たなチームとなり、応援頂く皆様には初めてアメフトを観戦される方もたくさんいらっしゃいます。LIXILディアーズは、常に、すべての試合に、全力で勝利を目指します。これからもスピードや力強さ、タフネスさといった、一目でアメフトの面白さと魅力を感じて頂けるような、溌剌としたプレーを心掛けていきます。
*2015年の世界選手権に向け日本代表チームが組成された。森HCは全日本のHCも担い、ディアーズからは選手も7人が選出されている。直近の4月26日にアジア予選となるフィリピン戦に勝利し、日本代表は来年の本戦出場を決めたばかり。
■RB#29丸田主将
大勢の皆様にご来場いただき、心より嬉しく有難い気持ちでいっぱいです。本当に有難う御座います。
ただし試合内容については、やろうと思っていた事が出来なかった歯痒さが残ります。チームとしても、選手個人としてもタフネスさが欠けていました。リズムに乗れた時とリズムを失いかけた時の、プレーのスピードや強さの差が大きすぎます。メンタル面でもまだ波が大きい。今の段階では、プレー精度の低さには目を瞑らざるを得ない部分もあるでしょう。まだ、細かいアジャストを重視する時期ではない。それだけに、今は力強さタフネスさを前面に押し出した思い切りのよいプレーが重要である事を、全員で強く共有すべきです。我々に求められているレベルの高さを思えば、これから遂行すべき事、その筋道は自然に見えてきます。我々はもっとできます。もっとやらなければいけません。
まったくアメフトのルールをご存じない、初めて観戦いただく皆様にも、楽しんで頂ける、お伝えできる何かがあるはずです。新しい体制となり、チームには良い意味でお祭り騒ぎ的に弾ける雰囲気も生まれてきました。真摯な姿勢はそのままに、気持ちを一つにして、一気呵成の瞬発力も備えたチームが我々の目指すところです。これからも、コーポレートカラー、チームカラーの鮮やかなオレンジに恥じぬよう、激しさと、強さを備えた、気持ちを込めた闘いを続けていきます。