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2013年5月12日(土) 第36回パールボウル トーナメント第一戦

鹿島DEERS VS IBMビッグブルー
会場: 川崎球場 / 試合開始時刻: 14:00 / 試合終了時刻: 16:30
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 10 7 0 15 32
IBMビッグブルー 6 7 3 10 26
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(photo_num)

  • DEERSディフェンス
  • RB#38佐藤(昭)選手
  • RB#38丸田選手
  • WR#18永川選手
  • WR#11前田選手

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 02:11 PASS #10山城→#11前田 2 KICK #14青木 G
IBM 1 07:39 PASS #3クラフト→#40スタントン 26 KICK #8小田倉 NG
鹿島 1 10:40 FG #14青木 5 - - -
IBM 2 10:03 RUSH #3クラフト 10 KICK #8小田倉 G
鹿島 2 14:19 RUSH #29丸田 5 KICK #14青木 G
IBM 3 14:33 FG #8小田倉 17 - - -
鹿島 4 01:05 PASS #10山城→#18永川 29 KICK #14青木 G
IBM 4 06:03 FG #8小田倉 11 - - -
鹿島 4 11:52 RUSH #11前田 2 PASS #10山城→#18永川 G
IBM 4 13:53 PASS #3クラフト→#17小川 8 KICK #8小田倉 G
内容 鹿島 IBM
1.ファーストダウン(回数) 20 24
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 66-382 Yds 81-508 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 22-13-0-172 Yds 27-20-3-200 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 44-210 Yds 53-308 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 3-25 Yds 4-20 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 0-0 1-1
5.フィールドゴール(回数-成功) 1-1 2-2
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) 28:25 31:35
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解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

2013年のDEERS初戦はパールボウル・トーナメント第一戦、快晴・改装中の川崎球場にて、DEERSのキックオフで試合開始となる。
IBM最初の攻撃はランプレーで前進を許すが、DB#13山本・DL#44小宮のタックルでファンブルを誘い、LB#37大舘がリカバーし、攻撃権を獲得する。
相手陣44ydからのDEERS最初の攻撃は、WB#10山城がWR#2中川に9ydパスを通すと、RB#29丸田が5yd・27ydを走り、最後はQB山城がWR#11前田に2ydのタッチダウンパスをヒットさせて先制する。(7-0)
次のIBM攻撃では、DB#47矢野が相手パスをインターセプトするが、DEERS攻撃も進まず、4thダウンギャンブルに失敗して攻撃権を失う。
IBMの反撃に20ydパスを通された後、26ydのタッチダウンパスを奪われる。しかし、トライフォーポイントはスナップが乱れてランプレーに切り替えようとするが、新人LB#17天谷が素早いタックルで失敗に終わらせる。(7-6)
IBMのキックオフにWR前田が26ydをリターンと、次のプレーでQB山城がライン際を走るWR前田に38ydのパスを決める。RB#20岩倉が8yd・4ydを走り、最後はK#14青木が22ydのフィールドゴールを決めて点差を広げる。(10-6)
IBMのラン攻撃が止められず、10回のランで69ydを走られてDEERS陣8ydに迫られる。ここから、エンドゾーンにパスを投げられるが、DB#21加藤がボールをカット、浮いたボールをDB山本がキャッチ・インターセプトでピンチを凌ぐ。

2Q

DEERSの攻撃がパントとなると、IBMが自陣10ydから反撃する。14ydラン・16ydラン・28ydパス・8ydラン・13ydラン等でDEERS陣6ydで1stダウンを奪われるが、ここからディフェンスが踏ん張り、4thダウンギャンブルも阻止する。
DEERSは1stダウンを奪えずパントとなると、今度は10yd・5yd・5ydを走られ、最後は相手QBに10ydのタッチダウンランを決められ逆転される。(10-13)
DEERSの攻撃は、またも1stダウンを奪えずパントとなるが、IBMの攻撃にLB天谷がインターセプトを決めて攻撃権を奪い返す。
DEERSはRB丸田が11ydを走り、QB山城がWR#18永川に19yd・WR前田に9ydのパス、最後はRB丸田の5ydのタッチダウンランで再逆転し、前半が終了する。(17-13)

3Q

DEERSはRB#38佐藤が12yd・5yd・25ydを走るが後が続かずパントになるが、IBMの攻撃も前進を許さずパントに追い込む。
DEERSはQBの位置に入ったWR永川が11ydを走り、RB岩倉が4yd・5yd、TE#89三浦が2ydを走って1stダウンを更新するが、パスが通らずパントとなる。
IBMの攻撃は11回のランと3回のパスでDEERS陣20ydで1stダウンとなるが、LB#54佐藤のタックルなどで前進を許さず、フィールドゴールの3点の失点に留める。(17-16)

4Q

DEERSはQB山城がWR#34藤森に23ydパスを通して相手陣29ydに入ると、ここからQB山城がエンドゾーンに走り込んだWR永川に見事なロングパスでタッチダウンを奪い取り、点差を広げる。(24-16)
IBMも反撃する。4回のラン、2回のパスでDEERS陣15ydで1stダウンとなる。ここでも、DEERSディフェンスが踏ん張り、フィールドゴールの3点に食い止める。(24-19)
IBMのキックオフにWR藤森が40ydをリターンすると、QB山城がWR藤森に14ydパス、RB佐藤が13ydラン、WR中川に6ydパス、RB丸田が2yd・3ydラン、RB佐藤が4yd・3ydラン、そして、相手陣2ydからQBの位置に入ったWR前田が左サイドを駆け抜けてタッチダウンを奪い取る。トライフォーポイントの攻撃は2点を狙って左サイドのWR永川にパス、WR#25岩井の見事なブロックもあり、永川がエンドゾーンに走り込む。(32-19)
IBMの必死の反撃に、5回のパスでタッチダウンを奪い取られる。(32-26)
残り時間1分7秒、IBMのオンサイドキックをDB加藤がきっちりキャッチし、RB丸田が3yd・5yd・4ydを走って1stダウンを更新し、試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント

森ヘッドコーチ 一言で、よく頑張ってくれた試合だと思います。プレーはまだ荒削りで、オフェンスのムラ、ディフェンスではタックルの精度など修正していかなければならない点は山ほどありますが、現時点での力を出すことは出来たと思います。ただし、この力では頂点にはまだまだです。まずはベースの力を底上げしていかなければなりません。
デビューの試合でインターセプトを決めた#17LB天谷や、目立ち難いポジションですが確実なブロックを見せてくれた#59OL抱(かかえ)といった新人選手の活躍も収穫でした。
今年は一戦ごとの重みが大きいことは確かですが、選手達は状況に関係なく今年をやり抜く事に集中しています。なんとしても、春の公式戦をあと2試合、できるように次戦に向けてしっかり準備を進めていきます。

選手コメント

RB#29丸田選手

■丸田主将
―覚悟の年。まずはキャプテンの立場として初戦を終えた感想を聞かせてください。
 正直、あまりキャプテンとしての立場を考える事なく、自分のプレーに集中できた試合でした。相手は間違いなく強く、接戦になることは十分予測していました。苦しい試合ではありましたが、逆転された場面でもチームの雰囲気は良かったし、焦りもありませんでした。バイスキャプテンやポジションリーダーが、普段の練習からの責任感と集中力を持続してくれていました。個々の選手達の自覚も高いレベルにあると思います。敢えてキャプテンとしてチームを鼓舞したり、雰囲気をつくったり・・・という必要がありませんでした。特に意識はしていませんが、今年の状況が特別な集中力に繋がっている面があるのかも知れません。
―次にプレイヤーとして試合を振り返っていかがでしょう。タッチダウンも確実に決めてくれたし、試合の最後の場面もここでフレッシュダウンを決めてくれれば逃げ切り、という場面でしっかりゲインしてくれました、やはり「ここぞ」の丸田選手だった印象です。
 与えられた役割はしっかり果たそうと思っていました。それがある程度出来たことは良かったと思います。今日はしっかり仕事を担ってくれたオフェンスラインに乗っかったプレーが出来たという事です。オフェンスは毎シーズンの初戦は相手を見すぎてしまう傾向があるのですが、今日は初めから積極的にいけたと思います。
―最後に改装中で便が悪いにもかかわらず会場に応援にいらして頂いた皆様、応援して下さる皆様に一言。
 本当に有り難う御座います。皆様にはとにかく勝つ事でご恩をお返しする他はありません。必ず決勝の東京ドームに進出します。精一杯やり抜きます。今後とも熱い応援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。