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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 14 | 14 | 20 | 14 | 62 |
ハリケーンズ | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 1 | 03:39 | RUSH | #20岩倉 | 1 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 1 | 6:30 | PASS | #7加藤→#11前田 | 51 | KICK | #14青木 | G |
ハリケーンズ | 2 | 04:04 | PASS | #5草場→#27佐々木 | 17 | KICK | #4畑木 | G |
鹿島 | 2 | 04:59 | PASS | #7加藤→#18永川 | 68 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 2 | 11:28 | RUSH | #20岩倉 | 1 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 00:20 | RUSH | #38佐藤 | 2 | RUSH | #16尾林 | NG |
鹿島 | 3 | 05:46 | RUSH | #38佐藤 | 33 | KICK | #81宮本 | G |
鹿島 | 3 | 11:00 | RUSH | #38佐藤 | 3 | KICK | #81宮本 | G |
鹿島 | 4 | 05:22 | RUSH | #38佐藤 | 8 | KICK | #29丸田 | G |
鹿島 | 4 | 11:45 | FUM | #1庭野 | 0 | KICK | #29丸田 | G |
内容 | 鹿島 | ハリケーンズ |
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1.ファーストダウン(回数) | 18 | 8 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 56-504 Yds | 48-157 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 16-10-0-235 Yds | 24-12-1-111 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 40-269 Yds | 24-46 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 3-10 Yds | 3-12 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 3-2 | 1-1 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 1-0 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) | 21:27 | 26:33 |
2013年秋季リーグ戦1stSTAGE第二節は、台風の影響による早朝の豪雨が止んだ川崎球場でDEERSのキックオフで試合開始となる。
ハリケーンズ最初の攻撃はLB#4山本のタックル等で1stダウンを与えずパントに追い込む。すると、パントスナップが低く、ボールを受けたパンターが膝を着いてキャッチし、DEERSは相手陣18ydからの攻撃となる。
DEERSはRB#29丸田が9yd・4ydを走り、RB#20岩倉が4ydを走った後、残り1ydを岩倉の中央突破タッチダウンランで先制する。(7-0)
ハリケーンズに21ydを走られDEERS陣に攻め込まれるが、パス失敗でパントに追い込むと、パントフェイクのランをDL#9佐倉がきっちりとタックルする。
DEERSはRB丸田が3yd・4ydを走った後、QB#7加藤がWR#11前田に51ydのタッチダウンパスを成功させる。(14-0)
次のDEERSキックオフはDB#26林が見事なタックルを決め、ハリケーンズの攻撃にはDB#22堀がタックルを決めて反撃を許さない。
次のDEERS攻撃ではQBがボールをファンブルしてピンチとなるが、ハリケーンズのパスプレーでファンブルさせ、DL#56杉山がリカバーしてピンチを凌ぐ。
ハリケーンズの反撃で16yd・17ydのパスを通されるが、DL#90鈴木のタックル等でパントに追い込む。しかし、このパントリターン中にボールをファンブルしDEERS陣17ydからハリケーンズの攻撃となる。すると、ここから17ydのタッチダウンパスを奪われる。(14-7)
DEERSはQB加藤が7ydを走った後、WR#18永川にロングパスを通す。パスをキャッチした永川は相手ディフェンスを振切り68ydを走り切る。(21-7)
ハリケーンズの攻撃はLB#92西川のタックル等で1stダウンを与えない。
DEERSはQB加藤がWR#25岩井に14ydパスを通すと、RB丸田が14yd・21ydを走り、最後はRB岩倉が1ydのタッチダウンランを奪い取る。(28-7)
ハリケーンズのキックオフにWR#34藤森が相手陣2ydまで90ydをリターンすると、RB#38佐藤がタッチダウンランを奪い取る。(34-7)
ハリケーンズの攻撃をパントに追い込むと、DB堀が27ydをリターンし相手陣35ydからの攻撃となる。パス失敗の後、52ydのフィールドゴールを狙うが僅かに左に逸れる。
ハリケーンズの攻撃でLB#43小野里がロスタックルを決めパントに追い込む。
DEERSはQB#10山城がWR前田に20ydパスを通すと、次のプレーでRB佐藤が右サイドライン際を走って、33ydのタッチダウンランを挙げる。(41-7)
次のDEERSの攻撃はQB山城がWR#81宮本に20ydパスを通すと、QBの位置に入ったWR前田が9ydを走り、TE#89三浦が相手ディフェンスを薙倒しながら26ydを走り相手陣3ydに迫る。そして、RB佐藤が3ydのタッチダウンランを決める。(48-7)
DEERSはRB#27伊藤が20yd・16ydを走ると、QB山城がWR宮本に8ydパスを通す。RB佐藤が9yd・RB伊藤が10ydを走り、最後はRB佐藤が8ydのタッチダウンランを決める。(55-7)
ハリケーンズの反撃は、DB#5桑澤がロスタックルを決めてパントに追い込む。
DEERSはQB山城がWR前田に9yd・RB伊藤に21ydパスをヒットさせると、RB佐藤が41yd・2ydを走って相手陣7ydに迫る。ここで珍プレーが発生する。RB伊藤のランはゴールライン1ydでファンブル、エンドゾーン内に転がったボールをTE#1庭野がリカバーし、珍しいファンブルリカバータッチダウンを奪い取る。(62-7)
ハリケーンズ最後のパス攻撃にLB小野里がインターセプトを奪い取り、試合終了となる。
ボールセキュリティやイクスチェンジといった基本的な部分に、まだ課題がある事を痛感した試合でした。
こうした基本技術は、体で覚えるまで反復練習をするだけでなく、そこからさらに練習で繰り返してやっと自分のものになるものです。
今日のプレーの中には、まだ体で覚えてもいない段階と思わざるを得ないミスもありました。
人間のやる事ですからミスは出ますし、それを恐れるばかりではプレーが縮まってしまいます。
それでも、レベルの低いミス、防げるミスはやはり是正しなければなりません。
課題がわかっただけでは何にもなりません。練習を積み重ねて克服し、初めて有意義な経験として活かせます。
もっと自分で時間を作って練習をしなければなりません。
■RB#38佐藤(昭)選手
この試合だけで103ydを走り、4つのタッチダウンを挙げた(※註:インタビューアも3つと思い込んでいましたが、なんと4つでした!)。特に最終Qの4つめの8ydタッチダウンランは、明らかに足がもつれながらも、膝だけは地面に付かぬよう、片手で漕ぐように身体をコントロールしゴールラインに「三足歩行」でにじり込んだもの(もう一つの手はボールをしっかり抱えていました)。サイドラインからは「犬だ犬だ!」と感嘆の声が上がる執念のタッチダウンでした。
―3つのタッチダウン(上述※註ご参照)を挙げる素晴らしい活躍でした。
あれ、3つでしたっけ?2つじゃなかったでしたっけ?1,2,・・・3,あそうだ3つでした(自らが挙げたタッチダウン数を、超謙虚に2つ逆サバ読んでました。プレーに集中していた証左でしょう)。すべてナイスブロックのお陰様のごっつぁんタッチダウンでした。
―それでも最後のタッチダウン、サイドラインでは相当息が上がっていたように見えましたが、素晴らしい執念を見せてくれたと思います。
あのタッチダウンは確かに気持ちで走り切りました。前回の試合(9月1日vs東京ガスクリエイターズ@ユアテックスタジアム仙台)での自分が、ランが出せないだけではなくファンブルまでしてしまい全然ダメでしたので、何とか取り返さなければという思いがありました。
―それ凄く聞き辛かったのだけど、自分から言ってくれたから聞いちゃいます。前試合はやはりご当地で気負いのようなものがありましたか?(佐藤選手は青森出身で東北大学卒。大学院にも在籍し通算6年間を仙台で過ごした)
緊張、気負い・・・とまではいかなかったもの、やはり意識はしました。選手入場の先導役も担いましたし。いつものプレーが自分の最高のプレーである事はわかっていました。それをやれば良かったのですが、いいプレーをしたいという気持ちが前のめりになってしまった。自分の悪いところです。若い頃に比べれば、抑えられていたのですが色気が出てしまいました。今日は普通にいつものプレーが出来た結果と思います。
―年齢的にもヴェテランの域に達しています。
年齢的にも、チームの状況からも、今年が自分にとってある節目のシーズンになる事は意識しています。それだけに、身を挺してチームに貢献したいと、強く思っています。