DEERS HOME 試合結果

2013年9月23日(月・祝) XリーグEAST 1stSTAGE リーグ戦第三節

鹿島DEERS VS BULLSフットボールクラブ
会場:川崎球場 / 試合開始時刻:13:30 / 試合終了時刻:15:41
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 21 14 22 7 64
BULLS 0 0 0 0 0
title

(photo_num)

  • QB#10山城選手
  • RB#20岩倉選手
  • LB#43小野里選手のファンブルフォース
  • LB#17天谷選手
  • DB#4山本(吉)選手のインターセプト
  • OL#57倉持(和)選手
  • WR#34藤森選手
  • QB#16尾林選手
  • WR#28島選手
  • 試合後あいさつ

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 03:43 RUSH #20岩倉 1 KICK #14青木 G
鹿島 1 07:53 RUSH #38佐藤 4 KICK #14青木 G
鹿島 1 11:06 RUSH #29丸田 22 KICK #14青木 G
鹿島 2 04:09 PASS #7加藤→#1庭野 36 KICK #14青木 G
鹿島 2 10:32 PASS #10山城→#34藤森 21 KICK #14青木 G
鹿島 3 02:37 PASS #7加藤→#85鈴木 28 KICK #81宮本 G
鹿島 3 04:37 INT #4山本 55 RUSH #81宮本 G
鹿島 3 08:58 PASS #7加藤→#34藤森 12 KICK #81宮本 G
鹿島 4 11:59 PASS #16尾林→#85鈴木 6 KICK #29丸田 G
内容 鹿島 BULLS
1.ファーストダウン(回数) 26 11
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 52-523 Yds 54-164 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 19-18-0-244 Yds 20-8-1-60 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 33-279 Yds 34-101 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 5-39 Yds 1-5 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 1-1 2-1
5.フィールドゴール(回数-成功) 0-0 0-0
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) 20:50 27:10
改ページ

解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

 2013年秋季リーグ戦1stSTAGE第三節は、秋風の吹く曇り空の川崎球場でBULLSのキックオフで試合開始となる。
DEERS最初の攻撃でいきなりQBサックを受けるが、次のプレーでRB#29丸田の28ydランで1stダウンを更新する。QB#10山城はWR#25岩井に6ydパスを通すと、QB山城が21ydを走る。WR#11前田に9ydパスを成功させた後、残り1ydをRB#20岩倉の中央ダイブのタッチダウンランで先制する。(7-0)
BULLSのキックオフリターンはLB#43小野里がナイスタックルで前進を許さない。
DEERSはQB山城がTE#89三浦に22ydパスを通すと、WR#34藤森が18ydを走る。そして、最後はRB#38佐藤の4ydのタッチダウンランで追加点を挙げる。(14-0)
BULLSに7yd・20yd・14ydを走られDEERS陣に攻め込まれるが、LB小野里がQBサックでボールをファンブルさせ、DL#92西川がリカバーしてピンチを凌ぐ。
ディフェンスの踏ん張りに応えて、DEERSはRB佐藤の13ydランで前進し、RB丸田が22ydのタッチダウンランを奪い取る。(21-0)

2Q

 DEERSはQB#7加藤がWR#18永川に7yd・WR前田に8ydのパスを通すと、RB丸田が27yd・RB岩倉が15ydを走る。最後はQB加藤のパスを受けたTE#1庭野が相手選手を引き摺りながら36ydのタッチダウンパスを成功させる。(28-0)
BULLSの攻撃はLB小野里のタックルでパントに追い込むが、DEERSも前進出来ずパントとなる。
次のBULLSの攻撃にはLB#17天谷・DL西川がQBサックを決める。
DEERSはRB佐藤が23yd・RB丸田が11ydを走ると、QB山城はWR前田への9ydパスの後、エンドゾーンに走り込んだWR藤森に34ydのタッチダウンパスを通す。(35-0)

3Q

 後半最初のBULLSの攻撃にLB天谷がQBサックを浴びせる。
DEERSはRB#27伊藤が12yd・14ydを走り、RB丸田が11ydを走り相手陣に28ydに迫ると、QB加藤がWR#85鈴木に28ydのタッチダウンパスを成功させる。(42-0)
BULLSの攻撃にDL#90鈴木・DL#91倉持がQBサックを決めてパントに追い込む。しかし、このパントをキャッチできず攻撃権を失う。ここから11ydランでDEERS陣に入られるが、次のパスをLB#4山本がインターセプト。そのまま55ydを走り切って、インターセプトタッチダウンを奪い取る。トライフォーポイントのキックではキッカーの位置に入ったWR#81宮本が直接スナップを受けて、2点のタッチダウンランを決める。(50-0)
BULLSの攻撃にDL倉持がロスタックルを決めて反撃を許さない。
DEERSはTE三浦が17ydを走ると、QB加藤がWR藤森に15ydパスを通す。更に、RB伊藤の19ydランで相手陣12ydに迫ると、QB加藤がWR藤森にタッチダウンパスを成功させる。(57-0)
BULLSの攻撃にはDB#22堀がロスタックルを決めてパントに追い込む。

4Q

 DEERSの攻撃が進まずパントとなるが、BULLSの攻撃をディフェンスがきっちりと止めて、4thダウンギャンブルも阻止する。
両チームがパントを蹴りあった後、DEERSはQB#16尾林が登場する。QB尾林が12ydを走って1stダウンを更新すると、TE三浦が7ydを走り、QB尾林がWR#28島に8ydパスを通す。更にQB尾林が11yd・TE三浦が7ydを走り、WR島に7ydパスをヒットさせ相手陣6ydに迫る。最後は、エンドゾーンに走り込んだWR鈴木にQB尾林がタッチダウンパスを成功させて試合終了となる。(64-0)

選手コメント

LB#43小野里選手

■LB#43小野里選手
 今シーズン初めての完封勝利。相手QBのファンブルを誘い、ロスタックルも連発するなど、堅守を象徴したのは2年目のLB、#43小野里選手でした。

―素晴らしい活躍でした。特に第2Q半ばに相手に浴びせたロスタックルの連発はしびれました。
 良いプレーもあったとは思いますが、細かいミスや反則を犯してしまうなど、まだまだ満足できるものではありません。ロスタックル直前のプレーでも、相手に惑わされて身体を振られ、結果的に走路を与えてしまうミスをしていましたし。ただ、その後にすぐに切り替える事が出来たのは良かったと思っています。これまでは、ミスをするとそれを引きずってしまいがちでしたが、今日は次のプレーをすぐに見据えて集中する事はできたかなと思います。
―2年目の今年、任される場面が多くなっています。
 この位置を担っているのは#17天谷と自分の2名だけという自覚はあります。去年のシーズンはケガをしている訳ではなかったのに、社会人決勝戦での試合出場は叶いませんでした。その程度の実力であったということです。今年は精進を続け、是が非でも東京ドームの、実戦のフィールドを踏みしめます。
―パンターとしても安定したプレーを見せてくれました。
 今日蹴った2本のうち、2本目は良かったかなと思いますが最初のパントは微妙でした。自分自身で感じます。まだムラが多い。試合でムラを出すわけにはいきません。スペシャリストは、チームの勝敗を左右する重要な役割です。たとえ控えであっても、いつでも出番には安定した力を発揮しなくてはいけません。濃密な練習を繰り返していきたいと思います。
―今後の戦いに向けて意気込みを聞かせてください。
 これからの相手はすべて強豪です。これまでの試合で出せていた良いプレーをこれからの相手に出せるのか。真の力が問われる闘いになるでしょう。とにかく全身全霊を賭けて前を向いていきます。



RB#38佐藤(昭)選手

■TE#89三浦選手
 この選手が活躍するとベンチサイドもひときわ盛り上がる・・・、TEの三浦選手もそんな選手の一人です。持ち前の体躯を活かした突進でオフェンス全体を活気づけ、最良のリズムに大きく寄与する活躍を見せてくれています。

―ボールを持つ機会も格段に増え、きっちりと結果に結びつけています。
 とにかく自分がチームのために何ができるかを考えています。機会を得られることは有難く、光栄な事です。与えられた役割をチームの勝ちに結びつけるのが一番です。自分のやれる事を愚直に、少しずつ、1ydずつ・・・という気持ちで前進しています。
―TEというポジションについてはどうですか?自分からは、才能とポテンシャルが開花したベストポジションと見受けられます。
 相手をブロックする役割も、ボールを持つ機会も担うTEというポジションは自分に向いていると思います。コーチからも、自分の才能を最適ではないかとのサジェッションを受け、もともとやりたいと思っていたポジションでもありましたから志願しました。チーム内では兼業者が多いポジションですが、自分は専業ですし、ポジションの基盤を担う自覚は持っているつもりです。自分自身でも本当に充実して、やりがいを持てています。
―今後の戦いに向けて一言お願いします。
 これからの相手は強い。その事だけは間違いありません。それでも、それだからこそ自分の役割を果たすべく、自分の出来る事に努める事には変わりありません。繰り返しになりますが、1ydでも、少しでも、チームの勝利に向けて前に進んでいきます。