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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 0 | 0 | 7 | 0 | 7 |
富士通 | 12 | 3 | 0 | 0 | 15 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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富士通 | 1 | 03:29 | RUSH | #29ゴードン | 3 | KICK | #11西村 | G |
富士通 | 1 | 06:45 | SAF | - | - | - | - | - |
富士通 | 1 | 10:24 | FG | #11西村 | 28 | - | - | - |
富士通 | 2 | 12:00 | FG | #11西村 | 36 | - | - | - |
鹿島 | 3 | 09:23 | PASS | #7加藤→#81宮本 | 65 | KICK | #14青木 | G |
内容 | 鹿島 | 富士通 |
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1.ファーストダウン(回数) | 12 | 17 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 44-268 Yds | 63-387 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 30-20-2-247 Yds | 26-13-0-101 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 14-21 Yds | 37-286 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 2-5 Yds | 4-43 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 1-0 | 0-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 0-0 | 4-2 |
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) | 16:40 | 31:20 |
2013年秋季リーグ戦1stSTGE最終節は全勝優勝を賭けて、マンデーナイトの等々力陸上競技場でDEERSのキックオフで試合開始となる。
富士通にキックオフリターンで40ydを走られて相手陣44ydからの攻撃となると、16yd・3yd・22ydのパスを通されDEERS陣15ydに攻め込まれる。ここから5yd・7ydを走られ、最後は3ydのタッチダウンランで先制される。(0-7)
DEERS最初の攻撃はQBサックを受けるなど、1stダウン奪えずパントとなる。
富士通に23ydランで前進を許すが、ディフェンスが頑張りパントに追い込む。しかし、巧妙なパントでDEERSは自陣1ydからの攻撃となる。
DEERSのラン攻撃はエンドゾーン内でタックルされ、セイフティーの2点を奪われてしまう。(0-9)
次の富士通の攻撃で、11yd・6ydラン、7ydパス、11ydラン等でDERRS陣11ydまで攻め込まれ、フィールドゴールで追加点を奪われる。(0-12)
DEERSの攻撃が進まずパントになると、富士通に8ydラン、9ydパス、13ydラン、9ydパス、7ydランでDEERS陣4ydまで前進を許す。しかし、DL#91倉持、DL#92西川のタックルでタッチダウンを阻止すると、DEERS陣6ydからのフィールドゴールをLB#17天谷がブロックし、DB#21加藤がボールを拾って7ydを前進させる。
DEERSはRB#29丸田の5ydラン、QB#7加藤からWR#2中川への6ydパスで、この試合初めて1stダウンを更新する。しかし、この後の攻撃も進まない。
富士通に8ydパス、40yd・7yd・11ydランで前進され、最後は36ydのフィールドゴールを決められて前半が終了する。(0-15)
後半最初のDEERSの攻撃でQB加藤がWR#11前田に12ydパスを通して1stダウンを更新するが、QBサックを受けてパントとなる。
富士通の攻撃にLB天谷のタックル等で、1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB加藤が、WR#18永川に7yd・WR前田に12yd・WR#81宮本に5ydとパスを通すが、後が続かずパントとなる。
富士通のパス攻撃にDL#93重近がパスカット、LB#42牧内・LB#54佐藤のタックルでパントに追い込む。
DEERSはQB加藤がWR 宮本に22ydパスを通し、QB加藤が3ydを走る。そして、次のプレーでQB加藤がロングパスを投げるとWR宮本がキャッチ、そのままエンドゾーンに走り込んで65ydのタッチダウンパスを成功させる。(7-15)
富士通にリバースランで39ydを走られた後、5yd・6ydパスを通されてDEERS陣6ydに迫られたところで、最終の第4Qに突入する。
富士通の攻撃にLB牧内、DB#47矢野のタックルでフィールドゴールに追い込むと、またしてもLB天谷がキックをブロックして、失点を食い止める。
DEERSはQB加藤が、WR前田に7yd・WR永川に13yd・WR宮本に10yd・WR中川に17ydのパスをヒットさせるが、次のパスをインターセプトされ攻撃権を失う。
富士通の攻撃にDB#13山本、LB佐藤がタックルし、パントに追い込む。
DEERSはQB加藤からWR前田に11yd・WR#25岩井に21ydのパスで前進し、RB丸田が6ydを走る。次のパスは相手の反則で相手陣12ydに迫る。しかし、タッチダウンを狙ってエンドゾーンに投げたパスを再びインターセプトされ、チャンスを逃す。
富士通の時間を使ったランプレーをDEERSはタイムアウト使って阻止する。
残り時間50秒、DEERS最後の攻撃が始まる。QB加藤がWR前田に7yd・WR宮本に7yd・WR永川に16yd・WR前田に6ydパスを通して相手陣38ydに迫ったところで残り時間4秒。最後のプレーはWR#34藤森に短いパスを通して、ここからのランでタッチダウンを狙うが、富士通ディフェンスに阻止され試合終了となる。
試合をしっかりと分析し、修正すべき点はしっかり修正しなければなりません。
しかし、チームのベースがぶれることがあってはいけません。
何をやるかよりも、「今年のチームはこうやるんだ」と決めたことをどこまで(どのレベルまで)やるか、が問題です。
まだ、勝ち続けることにより日本一への道は残されています。
相手の強さも、日程的にも厳しい戦いになるのは明らかです。それでも日本一になるためには勝ち切らなければなりません。
我々が真価を問われるのはここからの闘いです。そして、我々はここで終わる訳にはいかない。
これからは文字通り総力戦になります。
すべての選手・スタッフが、今この瞬間から出来る限りのすべてを準備し、自分の役割を全うすることで頂点に挑んでいきます。
■WR#2中川選手
オフェンスのランが出ない厳しい状況で「ならば俺らが!」と気を吐いたのは合計247ydのパスを記録したWR陣でした。リーグ2戦目で負傷し、この大一番が復帰戦となった#2中川選手に話を聞きました。
―怪我を克服しての復帰。この試合の前半も、パスキャッチの後に負傷でうずくまる場面もあって心配しました。
あれは後ろから乗られたかたちになって、足首に「ぐにっっ」という感覚を覚えました。一瞬、「あかんか」と思いました。
―それでも後半、厳しい局面で難しいパスを気迫でキャッチしました。ハーフタイムで痛み止めの注射を打っていたし、自分も正直後半は出場難しいのかなと思っていたけど、あのプレーは気迫も含めて見事でした。
レシーバーは取ってなんぼですから、その基本中の基本任務を一つ出来ただけに過ぎません。注射が効いてくれました。いや、ほんまに注射の凄さを体感しました。試合終了の笛と同時にまた痛くなってきましたけど、でも大丈夫です!
―これから益々厳しい戦いが続きます。
次の試合までの期間、とにかく死にもの狂いでやるしかありません。チーム一丸で勝つ。誰かがやってくれるだろう、ではなく全員がやる。人任せではなく一人一人がやり切る事。それが、一丸になる事と強く誓って前に進んでいきます。