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鹿日記

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2004/6/19

キッズ同士の対決も♪社員・選手・スタッフでチームを結成! 6月19日の土曜日、等々力球場でアメフトチームを持つ建設会社4社の共同イベント『アメフトゼネコン祭』が開催されました。このイベントは、Xリーグの一部、二部に所属する、鹿島ディアーズ、五洋建設パイレーツ、清水建設ブルーサンダース、東亜建設工業クレーンズが共同で、選手とファンとの親睦を深めるため開催したもので、当日は晴天の下、鹿島vs五洋のフラッグ対決と、東亜vs清水のアメフト対決が行われました。五洋建設とフラッグフットボールで対決では、キッズ・チア・一般(シニア)の3部門のチームを結成し参加!フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールの持つ「戦略性」「技術性」「スピード」などの魅力をそのままに「力」(タックル等)のみを排除した、安全に体験できるスポーツで、大人から子供まで誰に幅広く簡単に楽しめるスポーツとして親しまれています。
選手同士のデモンストレーション社員や選手家族が参加して 始めに、フラッグのルールを解説するため、両チームの選手によるデモンストレーションが行われ、その後、キッズ・シニア・チアの対抗戦が行われました。はじめは勝ち負けよりも大いにアメフトを楽しみましょう!ということだったのですが、やはり試合が始まると両チームとも白熱!結果は、キッズ・シニア部門で鹿島DEERSが勝利し、チア部門で五洋建設パイレーツが勝利。試合終了間際に逆転され惜しくも苦杯を喫したKDC(チア部門)は、試合後に「ほんと悔しい〜!勝ちたかった。でも、少し選手の気持ちが分かった気がする。。」なんていう声が聞けたりと、イベントであっても一生懸命な姿がありました!
チアリーダー対決☆女性だけのハドル! そんな中、選手はというと、試合前練習でパスコースやディフェンスのやり方など、普段自分達が行っている動きをやさしく丁寧に指導、試合中はキッズ・チア・シニア各部門のコーチとして、試合中のプレイコールなどを出し、采配を振るっていました。普段は味わないコーチの立場や伝達の難しさなど改めて感じたことがあったのではないでしょうか。そして、最後に両チームとも当日は多くの選手がサポートしてくれていたので、特別ルールとしてシニアチームに選手1人がチームに加わってもよいというルールを作り、みんなで一緒にフラッグフットボールを楽しみました。
オープニングセレモニー♪東亜vs清水のアメフト対決 フラッグフットボール終了後は、鹿島DEERSと五洋建設パイレーツの親睦を深めるべく懇親会も開催しました。この懇親会では、チームごとの各部門のMVPの発表で盛り上がったり、両チームの親睦が図れた楽しい会となりました。そして、午後からはX2リーグ所属の東亜建設工業クレーンズと清水建設ブルーサンダースのアメフトの試合が行われました。試合開始に先駆け、鹿島・五洋・東亜のチアリーダーによる合同オープニングセレモニーが行われ、試合開催を盛り上げてくれたのはもちろん、セレモニー終了後には、チアと記念撮影というファンへのプレゼントもあり、こちらも大いに盛り上がりました。東亜vs清水の試合は、17-15で東亜建設工業が勝利を収めました。
ゼネコン祭☆ 当日は、朝早くから設営・運営に協力して下さった皆さんありがとうございました。特に、今回幹事となってイベントを仕切って下さった五洋建設パイレーツの皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました!会が終了する頃には、全員真っ黒にこんがり日焼けをしていましたが、みんな晴れ晴れとしたきらきら輝く笑顔でした。選手もシーズン中には見せない一面を見せてくれたりとみんなで楽しめる会となりました。
(マネージャー 富井尚美)
    
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2004/6/10

DEERSからは7名が参加!両チームの選手たち 6月10日、東京ドームホテルにおいて、「第29回パールボウル」の記者発表会が行われました。DEERSからは、森ヘッドコーチ・#7植村キャプテン・#23栄バイスキャプテンのほか、活躍が期待されるQB#1笹野選手、OL#75井澤選手、LB#42牧内選手、DL#92西川選手の6名が出席しました。出場チームであるDEERSとオンワードスカイラークスの選手が舞台に上がり、森ヘッドコーチの挨拶の後、植村キャプテンが決勝への意気込みを述べ、続いて両チームの選手がそれぞれ挨拶を行い、DEERSの選手たちは「必ず勝ちます!」と熱く決意表明をしました。
VENUSの3人♪熱い戦いをお楽しみに☆ 記者発表では、Xリーグのオールスターチアリーダー・VENUSのパフォーマンスも行われ、KDCから選出されているアヤコ・リナ・ジュンコの3名もダンスを披露!会場に華を添えました。パールボウル当日はバーガンディーDAY★です!DEERSカラーのバーガンディー(えんじ)色の物を身に付けて、チアリーダーと一緒に盛り上がって観戦して下さいね!スタンドからの大きな応援が選手のパワーとなります☆そして会場には観戦の必需品!MyDEERSスティックとMyイヤーブックもお忘れなく!
植村キャプテンとOS神キャプテン力を合わせて必ず勝ちます!! 【植村キャプテンよりから皆様へ】
『いよいよパールボウル決勝戦。敵がどこであろうと、我々は挑戦者である事を忘れず、「何が何でも勝つ!」「絶対に負けない!」という精神でチーム一丸となり、最後まで諦めず攻め続けるのみです。最大の敵である「自分自身」を乗り越える「勇気」を高め、オフェンス、ディフェンス、キッキングそれぞれで助け合い、励ましあい、一つになり、勝利に向かって突き進みます!応援よろしくお願いします。』
パールボウル決勝戦は6月16日(水)夜7時キックオフ!DEERSは、タイブレイクの末、勝利を手にした2002年以来、2年ぶり5回目の栄冠を目指して戦います。皆様ぜひぜひ東京ドームへ観戦に来て下さい!大きな応援よろしくお願いします!!
(マネージャー 川崎綾子)
    
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2004/6/9

NFLEに参戦していた佐野選手が元気に帰国しました!ゲームリポート第3弾☆をお届けします!

2004年5月30日(日)
ケルンのDB選手たち 第9節はアムステルダム・アドミラルズ。ケルンでの最後の試合となりました。午後4時キックオフ。エンジンのかかりが遅いケルンの隙をついてアムスが先制TD。その後ケルンのキッカーがFGを決めて4点を返します。このFG4点のルールはNFLヨーロッパ特別ルールでボールオン40yd以上でFGを決めた場合は通常のFG3点にプラス1点が加算され4点になるのです。試合はアムスがFG、TDを追加し優位に試合を進め、前半を終了して4-17でアムスがリードして折り返します。後半に入りケルンにビックプレーが生まれます。パントボールをキャッチした選手が相手選手をするする交わしてパントリターンTDを決めます。ここからはケルンのリズムで試合は進み、次のシリーズではゴール前までジリジリと攻め込み最後はTEへのプレーアクションパスでTDを決め18-17で逆転します。しかし、アムスも粘り、FGを立て続けに決めて18-23と差を広げます。残り2分でケルンの攻撃・・・第6節で見せた奇跡の逆転劇が今回も!!期待は膨らみます。じりじり攻め込み残り15秒・・・逆転をねらったTDパス!!しかしボールは無残にもディフェンス選手の手の中に収まり試合終了。ファイナルスコア18-23で敗れ、最後のホームゲームを終えました。ケルンでの最後の試合ということもあり、ファンへの感謝の意味も込めて選手全員でサインをして回りました。暖かい拍手とケルンセンチュリアンズの曲に合わせてフィールドを後にしました。

2004年6月5日(土)
最終戦のあと 最終戦はスコティッシュ・クレイモアズとの試合でした。この試合がNFLEL最後の試合となり、いろんな思いのなか試合に臨みました。チームメイトも最後の試合ということで、試合前にはいつも以上に選手同士で声を掛け合い最終戦を勝利で飾ろうと意気込んでいました。午後2時キックオフ。オフェンスはランプレーが進み、ディフェンスはしっかりタックルを決めて、前半を14-10でリードして折り返しました。後半はクレイモアズの反撃にあい、逆転を許す場面も見られましたが、第4クォーターに2本のTDを決め逆転し、最終スコア28-20で最終戦を勝利で飾りました。最終順位は4勝6敗で4位となり、チームはなんとも中途半端な成績でNFLEシーズンを終了しました。シーズンを通して勝敗を分けたのはキッキングゲームで、キッキングゲームだけで負けた試合がいくつあったことか・・・。オフェンス、ディフェンス、キッキングの3つをどれ1つおろそかにしてはいけなく、流れを瞬時に変えてしまうキッキングゲームの大切さを改めて認識しました。

★トランプ
トランプゲーム・・・人生においてこんなにトランプゲームをやったことは私の記憶の中にはありません。アウェイゲーム移動中、ミーティング終了後にトランプゲームをよくやっていました。トランプは世界共通ですので、アメリカ人、メキシコ人と一緒にやっても楽しく遊べます。しかし、微妙にルールが違ったり、見たことのないゲームをやっていたり・・・日本人しかわからないゲームをしていると、混ぜて欲しいと言ってやって来ます。スポーツを一緒にやって仲良しになることより、遊びの中で仲良くなる方が早く親しくなることができます。トランプゲームに没頭している時は本当に周りが見えないことが多かったです。大声を張り上げたりして、迷惑がられた時もありました。20年前・・・小学生に戻った気分でした。トランプゲーム・・・いくつもの遊び方があり、持ち運びに便利、値段も安い、そして何回やっても飽きがこない。皆さん、是非やって下さい!!こんなおもしろいゲームってないですから。

★チーム解散
シーズンが終了してチームも解散となりました。チームメイトのみんなは、所属しているNFLチームのミニキャンプに参加の為、アメリカに戻りました。所属していないメンバーはスカウトマンから声が掛かるのを待ち、声が掛かればNFLのキャンプに参加する予定です。もちろん、私にそのチャンスが無い訳ではありませんが・・・現実問題試合にもほとんど出場していないのであり得ませんが・・・。
コーチケントと NFLヨーロッパが終わり、すぐにミニキャンプ・・・アメリカ人は本当にタフです。恐ろしいくらいにタフです。彼らは一年中アメリカンフットボールをやっています。休むことなく、アメフトをやり続けています。彼らに、つらくないのか?と聞いたのですが、一流のNFLプレーヤーになるためなら頑張れると言うのです。彼らの夢、一流のNFLプレーヤー。夢を夢と思わない彼らの前向きな姿勢、そして自分が常に一番だと思い続ける気持ち、自分が一番でも相手を称えることも決して忘れない。家族を、妻を、恋人を、子供を大切に思う心・・・彼らと過ごしたこの4ヶ月は本当に私にとって貴重な時間となりました。チームには本当にいろんなやつがいました。いつも陽気なやつ、物静かなやつ、常に踊っているやつ、日本語が大好きなやつ、真面目なやつ、めちゃくちゃ頭の切れるやつ(ハーバード大学出身)、ゴリラにしか見えないやつ、チンパンジーにしか見えないやつ・・・とにかくいろんなやつがいて、いろんな文化を知ることができました。彼らの中には日本に行ってみたいと言っているやつもいて、日本に来た時には観光ガイドをする予定になっています。ケルン・センチュリオンズ2004年、ほんとにおもろいやつが多かった!!

★シーズン終了
長いようで短かったNFLEも大きな怪我もなく無事に終了。(ほとんど出場していませんが・・・)昨年の悔しさ(アメリカキャンプでカット)をバネに、1年間トライアウトに向けて頑張ってきました。今年はキャンプも通過して、シーズン参戦することができました。2000年のトライアウトに初チャレンジ、トライアウト受講者のレベルの高さを痛感して一度はあきらめました。しかし、2002年の鹿島DEERSでのシーズン終了後、もっとレベルの高い環境に身を置きたいと思い、再度トライアウトにチャレンジし合格。ナショナルキャンプは通過するものの、チームキャンプの最終選考でカット。夢をあきらめられずにトライアウトに再度チャレンジし合格。そして、今年はキャンプ通過でシーズン参戦を果たしました。
帰国!成田空港にて ここまで来るのにかなりの時間を費やしましたが、この貴重な体験は一人の力だけではできないことであり、いろんな人の協力があってできること。会社の方々、チームの方々、友達・・・自分にとって大事ないろんな人の協力。本当にいろんな方々の協力の下、本当に貴重な体験をさせていただいたことに深く感謝したいです。本当に本当にありがとうございます。現在は私は社会復帰して、仕事と鹿島DEERSの練習に励んでいます。帰国後はいろいろと周りの環境も変わっており、今はその環境に慣れる事に精一杯努力しております。そして、同時に今だ手にした事のないアメフト日本一に向かって走っています。NFLヨーロッパでの貴重な経験を鹿島DEERSのみんなに伝え、日本一になるための手助けができればいいなと思っています。サポーターのみなさん、ライスボウルで歓喜の雄叫びを一緒にあげましょう。
NFLヨーロッパ・・・ケルン・センチュリオンズ・・・4ヶ月という短い期間でしたがいろんな意味でGOODな時間でした。We are the best team in the world!!!!!(ケルン・センチュリオンズのチームソングより)

    
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2004/5/26

5月12日・19日・26日の水曜日、鹿島の本社ビル、設計関連の部署が入っているKIビル、海外・環境・エンジニアリングの部署が入居している新宿パークタワーの各ビルにおいて、森ヘッドコーチによるアメフトルール説明会「DEERS観戦講座」を開催しました!業務終了後、各ビルに勤務する社員の皆さんがたくさん参加して下さいました。

たくさんの社員が参加して下さいました☆学生援護会戦を解説! 5月12日、鹿島KIビルにてルール説明会が行われました。始まる前は聞きに来る人より関係者の方が人数が多くなったりしないかと心配していましたが、6時になると徐々に人が集まって来て、会議室の席が埋まるほどでした。森さんの挨拶があり、春の初戦の学生援護会との試合の解説がスタート。説明の内容は、アメフトの基本的な試合展開に始まり、アメフトのちょっと面白くなる見方などもあり、アメフトを知らなかった僕の同期もよくわかったと喜んでいました。森さんが解説した中でアメフトを例える時に「ラグビーなどとは違い、どちらかと言うと野球のように攻守交替がある」と野球を例に出して説明をした時は、すごくわかりやすく目からうろこが落ちた気分でした!!これからパクらせてもらいます!ビデオを見ながらの説明では、日野さんのプレーがいじられて笑いが起きたり、終始和やかな雰囲気で楽しんでもらえたように思えます。お忙しい中仕事の合い間を縫って来て下さったたくさんの方々、本当にありがとうございました!!!
(新人OL#71 川登一幸)

京都大学戦を解説!質問もたくさん出ました☆ 5月26日、私の勤務する新宿パークタワーにてルール説明会がありました。当日は、我が環境本部を始め。エンジニアリング本部、海外事業本部から多数の社員の方々の参加があり、中には残業の合間を縫って参加された方もいらっしゃいました。さて、今回は先日の京都大学戦のビデオを使ってルール解説を行ったのですが、試合で活躍する私の勇姿を職場の皆さんに披露!とはいきませんでした。逆にイマイチなブロックしかお見せすることができず申し訳なかったです。次の説明会では「荒くれ者の山賊」のように強烈なブロックを連発し、環境本部の先輩である曽根さんの走路を切り開く姿を披露できるよう日々精進したいと思います。たった2時間あまりの説明会でしたが、最後には熱心に幾つも質問をされる方もいて、一見とっつきにくいアメフトを少しでも理解していただくことができたと思います。今回の説明会で皆様の応援をひしひしと実感いたしました。社員の皆様の応援を力に変え、日本一目指して頑張ります!
(新人OL#57 倉持和博)

    
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2004/5/25

NFLEに参戦している佐野選手からゲームリポート第2弾☆が届きました!

2004年5月1日(土)
第5節は第2節で対戦したフランクフルト・ギャラクシーとの2回目の対戦でした。フランクフルトに前日入りして次の日の試合に備えました。当日は朝から雨模様で、フランクフルト・ギャラクシーとの対戦は2回とも雨の中の試合となりました。ギャラクシーのスタジアムの芝はケルンのスタジアムとは違い、芝がしっかりしており雨の中の試合でもスリップする心配はありませんでした。ギャラクシーは地元でも人気のあるチームだけあり雨の中でしたが約2万人のたくさんのサポーターに囲まれての試合となりました。フランクフルトまで来てくれたケルンのサポーターは20人前後、2万人近くのサポータの片隅で一生懸命に応援してくれていました。
午後7時キックオフ。今回の試合はハラハラ、ドキドキの連続でサポーターにとっては見ごたえのある試合となったのではないでしょうか。試合開始いきなりケルンのリターナーがボールをファンブル。リカバーされてディフェンスからのスタートとなり、FGで3点を先制されます。ケルンオフェンスはエースRBにボールを集めますが、なかなか進みません。なんとかFG圏内に進めFGで同点に追いつきます。ギャラクシーオフェンスはパスとQBのスクランブルでケルンディフェンスをコントロールしはじめます。最後はRBの力強い走りで勝ち越し、その後追加点と立て続けにTDを奪われ、差を広げられます。後半になりケルンオフェンスが調子を取り戻します。ミドルのパスを中心にギャラクシーディフェンスを崩し、一本差に迫るTDパスをTEに決めます。ケルンディフェンスはQBのスクランブルに苦しみますが、FGブロックやファンブルリカバーなどで踏ん張ります。そして第4クォーターに入ります。残り2分でケルンオフェンスはランでTDを決め同点に追いつきます。これでタイブレイクまで持ち込めると思った矢先の出来事でした。70ヤードを反則とロングパスで簡単に進められ残り40秒で逆転されてしまいます。最後はケルンのQBが投げたボールをインターセプトされて万事休す。最終スコア17-24、ワールドボールが遠のく4敗目をもらう結果となってしまいました。
私は出場機会もなくサイドラインでただ見守るだけでした。はやく試合に出場したい、そして勝利したい!!この思いをはやく実現したいものです。いつでも準備はOK、あとはチャンスをもらうだけ!!!ワールドボウルへの道も閉ざされたわけではありません。奇跡を信じて、今、自分のできることをやるだけです。

2004年5月8日(土)
チームキャラクター☆ 第6節は全勝で現在単独首位のベルリン・サンダー。ホームのケルンスタジアムで午後7時キックオフ。とにかくすごい試合となりました!!ベルリンのファーストシリーズで簡単にTDを奪われ嫌な雰囲気が漂います。しかし、エースレシーバーのトッド選手のパスレシーブTDで同点。RBのエントワン選手の力強い走りで勝ち越しのTD。しかし、終了間際にRBの40ヤードの独走ランで同点に追いつかれ、前半を14-14で折り返します。そして後半、第3QにFGを決められて勝ち越しを許します。その後、パントの蹴り合いとなり、第4Q残り3分となります。ケルンの攻撃、QBの投じた球がCBにインターセプトされ終わったかと思いました。ベルリンの攻撃はFGで終わり14-20。試合時間残り1分弱、自陣20ヤード・・・WRへのショートパスとRBへのパスで前進します。次のプレーでQBがスクランブルして30ヤードのゲインを奪い敵陣に入ります。インターフェアなどありゴール前10ヤードまで迫ります。試合終了まで残り約20秒。パスを投じるが決まらず、残り5秒!!QBは左のWRへフェードパスを投じます。WRはCBに競り勝ち、ボールをもぎ取りTD!!ついに同点に追いつきます。キックも決まりついに逆転します!!試合時間残り1秒、キックカバーを止めて試合終了。劇的な逆転勝利で2勝目を手に入れました。この試合もサイドラインでの観戦となりましたが、とにかく興奮しました。試合終了後のスタジアムのサポーターは大興奮で、センチュリオンズコールがしばらくやむことはありませんでした。これで2勝4敗で同率4位となり、次は日本人在籍のアムステルダム・アドミラルズ。残りあと4試合。試合出場のチャンスを信じて、チームメイトを信じて頑張ります。

2004年5月15日(土)
アムスの日本人選手たちと 第6節はアムステルダム・アドミラルズ。オランダのサッカーチーム、アヤックスのスタジアムでの試合となりました。お互いに2勝4敗で迎えたこの試合、ここを落とすとワールドボウルの可能性がなくなってしまいます。午後7時キックオフ。アムスのテンポ良い攻撃に先制のTDを奪われます。第6節まででNFLEリーグトップの攻撃力を誇るオフェンス陣がアムスに攻め込みます。しかし、しぶといディフェンスに得点が奪えません。1Qの終わりにFGで3点を返します。その後も攻め込みますがファンブル、インターセプトでことごとくチャンスをつぶされます。2QにはアムスにFGで追加点を奪われ、前半を3-10で折り返します。後半早々、アムスにTDを奪われて差を広げられます。しかし、なんとか1本返して10-17とします。しかし、粘り強いアムスのディフェンスを崩す事ができずに試合終了。ワールドボウルが絶望的な5敗目となってしまいました。
この試合、アムスの日本人選手の石田選手と里見選手は随時試合に出場しており、2人とも5タックルを決めていました。試合に出場している日本人選手を見てうらやましく思う反面、自分の力のなさを痛感しました。彼らの姿を見ているともっと自分にできる事をみつけて試合に出場するチャンスを広げなければならないなと思いました。

2004年5月23日(日)
第7節は開幕戦に対戦したライン・ファイヤーでした。2万5千人の観衆の中、午後4時キックオフ。試合はライン・ファイヤーの着実なラン攻撃にTDを奪われます。キックは決まらずラインが6点を先制。その後パントの蹴り合いとなり前半は0-6で折り返します。後半になり、ケルンのオフェンスがリズムを取り戻し逆転します。その後はケルンのディフェンスが踏ん張り0点に押さえ、ファイナルスコア7-6で勝利を収めました。QBサックはこの日6つで、DEがこの日のヒーローとなりました。ここまでの試合を振り返ると、試合ごとに活躍する選手が違います。何故なのかなと思っていたのですがその理由がわかりました。このNFLヨーロッパのゲームはNFLのキャンプへのテストみたいなものでもあります。選手それぞれNFLのスカウトマンに向けてアピールしなければいけません。なので、前節で活躍した選手以上に活躍しようと思う気持ちが、日替わりヒーローを生んでいるのだと分かりました。残り2試合、勝利を手にして勝率をイーブンにしたいものです。

★チームメイト
DB仲間と NFLEは1チームの選手の人数は46人です。そのうちアメリカ人国籍以外の選手が9人で、ケルン・センチュリアズは9人中5人が日本人、他メキシコ人、フランス人、ドイツ人、スウェーデン人がいます。そして、アメリカ人は37人います。アメリカ人は37人いますがランク分けされており、3つのグループに分かれています。(1)昨年NFLの最終ロースターに残ってプレーした選手、(2)NFLの各チームに所属はしているが昨年NFLの最終ロースターに残ることができなかった選手、(3)NFLのどこのチームにも所属していない選手の3種類に分類されます。昨年NFLの最終ロースターに残っていた選手はケルン・センチュリアズでも中心選手で、アメフトへの取り組み方が周りの選手とは違います。逆にNFLのどこのチームにも所属していない選手も、これまた意識の高い選手が多いです。NFLヨーロッパリーグで活躍をしてNFLのスカウトマンの目に留まるように意識してやっているからです。NFLのチームに所属していないDBの選手でシーズン途中からケルンチームに参加した選手がいます。朝のミーティングに2回遅刻をしてクビになった選手の代わりにやってきた選手で、DBでただ一人の白人選手です。彼は毎朝ウエイトトレーニングをやっており、ミーティングでも積極的に質問をしています。必ずスターターを取ると言っていたのですが第4戦目でNFL所属選手を押しのけてスターターの座を獲得しました。試合でもビックプレーを連発していました。練習でも一番動きが良く、練習での動きというのはそのまま試合に出るものなんだと改めて思いました。彼を見ていると何が何でも試合に出場して活躍するという思いが伝わってくるのです。彼から教えられることはとても多く、見習わなければならないことが山のようにあります。他にも、毎日アフター練習をやっている選手、毎日ホテルでビデオを見ている選手、いろんな選手がいます。良い部分ばかり紹介しましたが、選手の中にはミステイクを起こしてしまう選手もいます。先ほど少し触れましたが、DBのチームメイトで2回遅刻をしてクビになった選手がいました。他にもコーチに文句を言った選手が全員の前で謝罪させられたり、気力のないプレーをした選手が厳重な注意を受けたりなど、プロ選手として失格と思われる行動等をおこした選手はそれなりに制裁を受けます。いろんな選手の良い部分もいろいろ見ていますが、悪い部分も同じように見ています。いろんな選手のいろんな部分をもっと見て、知って、いろいろと勉強できれば良いなと思う今日この頃です。

★慣れることの大切さ
日本でも試合経験のある選手とない選手では、プレーの余裕度合いが大きく違います。余裕があるということはプレー中に考える事ができ、自分の動きをコントロールすることが可能となります。キャンプ中の私には日本でのようにプレー中にいろいろと考える余裕がありませんでした。昨年もトレーニングキャンプに参加していたので、ある程度は分かっていた事だったのですが、いざこの環境に入るとやはり毎日が驚きの連続でした。もちろん今でも驚きの連続ですが、最初の頃に比べるとそうでもありません。最近ではこんなことを試してみよう、あんなことを試してみようといろいろな事を考える余裕もあります。この余裕がどこから来たのかなーと考えると、やはり環境に慣れたからだと思います。もし、この余裕のある感覚を最初の頃から持っていたとするならば、もうちょっと今が変わっていたかもしれません。学生の頃から海外でプレーしていたならこれまたどうなっていたのか・・・考え出したらきりがありませんが、早い段階で慣れておく事は必要だと思いました。私自身、今の段階でやっとプレーに慣れてきているわけですから・・・。ちなみに慣れたからといって体力的な差がうまったかというと、そういうわけではありません。これに関してはこれまた別問題です。

★アメリカンフットボールの魅力
アメリカ人にとってアメフトとはとても身近なスポーツです。アメリカの公園に遊びに行くと、3歳くらいの子供がアメフトのボールを小さな手で投げていたり、お父さんがボールを投げて子供がレシーブしていたりします。アメリカでは高校の試合で数千人、大学になると数万人というアメフトファンがスタジアムに集まります。専用のスタジアムがあり、学校側もアメフトはお金がかかるスポーツだと分かっているので防具なども支給される場合が多いですが、日本ではアメフトはお金のかかるスポーツとなっています。この話をアメリカ人にすると、お前はジョーダンを言っているのかと笑われます。アメフトはメキシコ、ドイツではサッカーに続く人気のスポーツとなっています。ドイツでは公園でサッカーをする子供たちが確かに多いですが、アメフトも人気があり、レプリカユニホーム着てスタジアムに足を運ぶ子供たちもたくさんいます。日本は野球、サッカーは小さな頃から定着しているスポーツでプロもあります。アメフトが野球、サッカーと肩を並べるのはこの先いつになるかわからないけれど、アメフトが小さな子供たちにも愛されるスポーツにならなければこの先人気が拡大していくとは思えません。アメフトの魅力・・・私が思う最大の魅力、これは迫力ではないでしょうか。私はこの迫力を毎日感じることができています。大学1年生のときに初めてアメフトをやり始めた時のように。小さな子供たちがこの迫力を感じることができたなら、きっと日本でも人気あるスポーツになると思います。人間の持つ五感をフルに活用するスポーツ、アメリカンフットボール。この魅力を私がプレーで見せて日本でも伝えらたらいいなと思っています。そして、アメリカ、ドイツのようにアメフトが日本で人気のあるスポーツになることを願いたい!

★ダンス合戦
ファン感謝の日試合前のイベント 先日、ケルン・センチュリアンズのプロモーションのためにチームでイベントに参加してきました。チームの応援ソングにてステージに入場しセンチュリアンズの宣伝をしてきたのですが、そのステージが日米ダンス合戦の舞台にもなってしまいました。最近の私はチームのみんなにはダンス好きの日本人と思われており、クラブハウスで音楽に合わせて一緒に踊っていることがあります。数日前にヘッドコーチにその現場を見られてしまい、SANOのダンスはGoodだと言われたばかりでした。その日は、宣伝のためにステージに上がり歌を歌ったりしていたのですが、私とディフェンスラインのエリック選手は曲の途中からステージの一番前に陣取り、曲に合わせてダンスをしていました。ほとんどの選手が宣伝をするというよりもダンスをして楽しんでいました。私のダンスは黒人選手の真似をしており、少しだけオリジナリティを加えて踊っています。最近思うのですがフットボールはリズム感が必要なのでは?と思うようになりました。ダンスが上手いということは体もしなやかに動きます。黒人選手は強さ、大きさ、そしてしなやかさも持ち合わせています。黒人選手がすごいのはリズム感が優れているのもあるのかもしれません。フットボールの練習にダンスを取り入れるなんてこともやってみたら面白いかもしれませんね。リズム感とフットボール・・・これは本当に関係があるのではないかと思う今日この頃です。さあ、音楽に合わせてダンス、ダンス!!

    
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2004/5/7

NFLEに参戦している佐野選手から、ケルン・センチュリオンズのゲームリポートが届きました!

2004年4月4日(日)
試合前のお祈り NFLヨーロッパのシーズンがついに開幕した。初戦の相手は昨年カットの苦い思い出を味わったチームでもあるラインファイヤー。当日は朝から雨だったが、場所がドーム式のスタジアムだったので雨の影響はまったくなかった。初戦ということもあり、選手のみんなは緊張しているのかと思いきやまったくそんな様子もなく普段と同じ様子で、自分も思ったほどは緊張することなくゲームの日を迎えた。スタジアムの99パーセントはラインのサポーターで、ケルンのサポーターはスタジアムに数十名いたみたいだが何処にも見当たらなかった。
午後4時、ついにキックオフ。ケルンのキックオフカバーがラインのリターナーを捕らえたと思った瞬間だった。タックルをかわしてラインのリターナーはスピードにのるとエンドゾーンまで走りぬけ先制のTD。まさかまさか・・・。しかし、ケルンも負けてはいない。その裏の攻撃で、フェイクパントからチャンスをつかんだ後に同点に追いつくTDを決める。その直後のキック・・・私は目を疑った。またもやラインのリターナーがタックルをかわして、キックオフリターンTDを決める。同点に追いついたばかりだったのに・・・ほんとに信じられなかった。しかし、試合はここから引き締まり、シーソーゲームの展開となり逆転、逆転、逆転の連続だった。ラインのQBは昨年ダラスカウボーイズで数試合スターターをつとめたハチンソン選手。序盤はパスをピンポイントに決められてドライブされたが、ケルンディフェンスは3ターンオーバーを奪った。しかし、最後はパントのスナップミスからSFを奪われて逆転されてしまい、ファイナルスコア25-26で負けてしまい、ケルンは黒星スタートとなった。ケルンは4ターンオーバーを奪ったのに対してラインは0回・・・まさにキッキングだけで負けたゲームとなった。
私は途中からキックオフカバーで試合出場。残念ながらタックルを決めることはできなかったが、次回は必ずタックルを決めたいと思う。ケルンチームは初戦を落としてしまったがリーグ戦は始まったばかり。次はケルンでのホームスタジアムでの試合なので気持ちを切り替えて今後の試合に望みたいと思う。

2004年4月10日(日)
ロッカールームにて リーグ戦二戦目、場所はケルンのホームスタジアム。今日の相手はフランクフルト・ギャラクシーでした。天候はあいにくの雨で、気温も低くあまり良いとはいえないコンディションの中でのゲームとなりました。ケルンでのホームゲームだったのですが、お客さんの入りはいまいちでフランクフルトのサポーターのほうが人数は多かったような気がします。
小雨の降る中、午後7時キックオフ。オフェンスのリズムが良く、敵陣に攻め込んでTDこそできませんでしたがFGで先制。しかし、すぐさまギャラクシーに攻め込まれ逆転を許します。雨のためにグランドがぬかるんでおり、両チームの選手が思うような動きができず、前半はパントの蹴り合いとなりました。前半を3-7で折り返します。急に強く振ったりしていた雨も止み、後半。開始早々インターセプトをくらい、ケルンはリズムを失いギャラクシーに追加点を許してしまいます。ケルンはリズムに乗り切ることができずにその後も2つのインターセプトをくらい、パントをブロックされてTDまで持っていかれます。3-20まで離され、TDを一本返して反撃に出ますがすでに遅し。無常にも時計は0を指し、最終スコア10-20で試合終了。開幕2連敗となってしまいました。
第二戦目は私の出場機会はなく、すべてにおいて悲しい結果となってしまいました。第二節を終了して2勝が3チーム、2敗が3チームとなり、次の相手は2連勝中のベルリン・サンダーとの試合となります。次は絶対に負けられない試合になります。気持ちを切り替えてまた頑張ります。

2004年4月18日(日)
チームのバス 第3節はベルリン・サンダーとの対戦で、2泊の遠征試合となりました。ドイツの高速鉄道(新幹線みたいなもの)で4時間半、我々チームケルンはベルリンへと向かいました。ベルリンの町はケルンとは違いものすごく大きく、観光名所がたくさんある巨大な街で、さすがドイツ3大都市のひとつだけありました。
さて試合の方ですが、ベルリンサポーターだらけのスタジアムの中、18日午後4時キックオフ。ベルリン・サンダーの1シリーズ、あっという間にパスを決められてTDを奪われます。次のシリーズにもパスがおもしろいように決まり二本目。ケルンにいやな空気が流れます。しかし、ケルンのオフェンスもパスとランで攻め込み一本を返します。その後、シーソーゲームの展開となり、前半を21-28のハイスコアで折り返します。後半はケルンがFGで先制しますが、リズムに乗り切れずその後追加点を奪われて万事休す。最終スコア31-35で、まさかまさかの3連敗となってしまいました。残念ながらこの試合も出場機会はありませんでした。キッキングゲームでの悪いフィールドポジション、イージーミスが目立ち、今回も自滅した感がありました。
私の出場機会もなくベンチで応援しているだけになってしまいました。試合後のチームの雰囲気は最悪で、みんな無言のまま足早にロッカーを後にしました。どうして勝てないのでしょうか・・・日本でも経験したことのない3連敗。この迷宮から抜け出すのはいつになるのでしょうか・・・。

2004年4月27日(土)
第4節は全敗チームの戦いで、相手はスコティッシュ・クレイモアズでした。もしここで負けてしまったら優勝の可能性はゼロに近くなってしまうので絶対に負けられないゲームでした。みんなの気合いはいつも以上で、試合前からハイテンション。おまけにサポーターの応援が初戦の数倍にもふくれ上がっており、選手もサポーターも一体となった感じがしました。ケルンスタジアム、午後7時キックオフ。ファーストシリーズでFGを決められるものの、その裏の攻撃でエースWRのトッド選手が逆転のTDレシーブ。ディフェンスも好調で、ナイスタックル、パスカットを連発。その後、またしてもエースWRのトッド選手がTDレシーブをして追加点。ディフェンスは最後まで緊張の糸が切れることなくナイスディフェンスを連発して試合終了。最終スコア17-3、ついに念願の1勝を挙げました。本当に本当に長かった・・・日本でも3連敗というのは経験したことはなかったので、勝利の喜びも倍増でした。しかし、喜んでいる暇もありません。リーグ戦は続いているわけで、1勝してなんとか優勝戦線に踏みとどまることができたというレベルです。ケルンの町にもケルン・センチュリオンズというチームが少し浸透してきており、サポーターも増えてきました。今後のホームゲームではもっとたくさんのサポーターが応援に駆けつけてくれることは間違いありません。サポーターを自分たちの力に変えてワールドボウル目指して突き進みたいと思います。

★日本食レストラン
長い海外生活ではやはり日本食が恋しくなります。アメリカにいた時は現地の日本人の方に炊飯器を借りて白米を炊いていました。ドイツでは炊飯器を借りられる知り合いもいないので、日本食といったらもっぱら外食になります。ドイツのケルンには日本食レストランがいくつかあり、私たちはオフの日になると日本食レストランに白米を食べに行きます。その中に「金太郎」という日本人の方が経営している日本食レストランがあるのですが、さすが日本人の方が経営しているだけあって、味噌汁の味、ご飯の炊き方など日本人好みとなっています。他のレストランは外国人が経営していたりするので日本食もどきの場合が多く、味もいまいちの場合があります。日本で生まれ、日本で育った私ですので、やはり日本食が一番!!最近は本当にドイツでの食事には飽きています。この調子でいくとオフの日以外にも日本食レストランに行きそうな勢いです。食事だけはなんとかならんかなー・・・。

★日本人選手紹介
ケルンには私を含め5人の日本人選手が在籍しています。

【#45 時本選手】
時本選手は日本を代表するLBで、日本では知らない人はいないと思います。海外経験も豊富で見習わなければならないことが山ほどあります。ケルンチームの日本人の中でただ一人、ナショナル選手枠で毎試合ゲームに出場しています。アメリカ人の中に入ると一番小さなLBですが、持ち前のスピードでサイズをカバーしています。ディフェンスの中でも人気者でメンバーからはSAKIの愛称で親しまれています。
【#5 波木選手】
早稲田大学在学中の学生選手。2003年のアメフトワールドカップにも選出された日本を代表するQB。日本の未来は彼にかかっていると言っても過言ではないと思います。最初のころはDL、LBの大きさ、DBのスピードが日本とはあまりにも違うのでボールを投げる感覚がつかめずに苦労していましたが、最近は慣れたようで鋭い球を投げてレシーバーにパスを決めています。
【#11 中島選手】
関西学院大学在学中の学生選手。身長185センチ、体重90キロにもかかわらず40ヤードを4.5近くで走るアスリートです。大学の頃はQB、DB、WRといろんなポジションを渡り歩いてきたらしく、WRとなってまだ経験は浅いものの持ち前のスピードを生かして要所でグッドキャッチをしています。アメリカ人とも積極的にコミニケーションを図り、とても前向きな姿勢が伝わってきます。彼もまた波木選手同様に将来の日本アメフト会を引っ張って行く存在だと思います。
【#16 小川選手】
オンスカ2年目の帝京大学出身の選手。身長185センチ近くで体重85キロの大型WR。彼のキャッチング能力は日本でもトップクラスではないでしょうか。キャッチングする瞬間、ボールが手に吸い付いているように見えます。日本人にはあまりいないタイプのWRで、腕を大きく振るリリースと大きな動きでの素早いカットにはアメリカ人のDBたちも苦戦している時があります。日本に帰国した後のXリーグでの対戦もあるかと思いますが、要注意人物です。

★ドイツの美容院
逆テクノカット 先日、髪の毛が伸びたので美容院に行くことにしました。言葉がしっかりと通じない可能性もあったので危険だと思い、髪が短かかった頃の写真を持って行くことにしました。2軒ほど見つけたのですが、お店の人気度を比べてお客のたくさん入っているほうの美容院を選びました。お店の名は「スーパーカット」。名前からして怪しい・・・。お店に入るといきなり椅子に座らされてカット担当者が散髪の準備を始めました。私は写真を見せて同じ髪型にしてくれと頼みました。担当者は3秒くらい写真を見たあとにOKと言いカットを始めました。はさみでしばらく切ったかと思うと、バリカンを取り出して、いきなり頭のてっぺんをザックリ切ってしまいました。時すでに遅し・・・写真で見せた髪の長さよりかなり短くなってしまいました。そして、驚かされたのはモミアゲを手入れし始めたときのことです。「ジジジジジ」と音がしたかと思うとバリカンで私のもみ上げを切っているのです。わたしは「アーー!!!」と思わず叫びましたが、今更どうすることもできないのでその後は何も言いませんでした。自分の思っていた髪形とほど遠いものになってしまいましたがショウガナイと自分に言い聞かせて、18ユーロを払いお店を後にしました。しかし、本当の悲劇はここからでした。波木選手にモミアゲを確認してもらうと、僕が中学生くらいの時に流行ったモミアゲ・テクノカットにされているではありませんか。そして、ちゃんとカットされているのであればまだしも、左右のモミアゲの高さが違うのと、左のモミアゲは逆テクノカットにされているのです。要するに左右のモミアゲがまったく違うのです!!私は誓いました。二度と行かないと!!!!!

★ドイツに来て1ヶ月
新しい髪型で 早いものでドイツに来てから1ヶ月がたった。3月下旬に来た頃はまだ雪が降っていたが、最近では半袖シャツで外を歩くことができる。公園や道の脇にはタンポポが咲いており、ドイツにも春が来たという感じである。生活のリズムはまったく変わっておらず、日々勝利に向けて練習を繰り返している。自由な時間も与えられてはいるが、体を休めることを最優先に考えており、アイシング、ストレッチを入念に行い、怪我をしない体作りを意識して生活している。1ヶ月で変わった事といえば・・・髪型と体重であろうか・・・体重は日本を出発した時よりも3〜4キロほど増えており現在は85キロくらいで、人生最高体重に到達している。これ以上増えてしまうと動けなくなるのではないかと心配をしている今日この頃。ちょっと高めの日本食レストランへも週に1回のペースだったのが週3回ほどに増えているので金欠にならないか心配である。安い日本食レストランもあり回転寿司のお店などもあるのだが、スタッフが日本人ではないお店なので食べる気にはなれない。チームの仲間ともますます仲良くなってきており、日本語で声を掛けてくる連中も多くなってきている。最近の私のあだ名は「タイトパンツSANO」である。日本で購入した短パンが窮屈にはいているように見えるらしく、みんなに笑われたい放題である。アメリカ人は大きなサイズの短パンを腰ばきするのが普通らしく、日本では普通の短パン姿がチームの中ではおかしな姿となっており、今話題を呼んでいる。チームの雰囲気は念願の1勝目をつかんだので、とてもGOODで、選手のみんなのトークも好調で練習時、プライベート共にうるさいくらいである。早くて残り1ヶ月くらいで日本に帰国することになるが、自分が今おかれている環境を再認識して、いろんな事をたくさん吸収して帰国したいと思う。

    
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2004/4/28

スーツを着るとより一層大きい!?お昼休みにビラ配り! 初めて鹿日記を書きます新人マネの佐藤めぐみです。4月から晴れて社会人にもなり、DEERSの一員になれて、更には毎日新し楽しいことだらけであっという間に1ヶ月が過ぎようとしています。まだまだお役に立てることは少ないですが「よく食べ・よく働く」をモットーに元気いっぱい働きますのでどうぞよろしくお願いします☆
さてさて本日、GW直前の今日、お昼休みにぞくぞくと食堂に集まる社員の皆さんに援護会戦PRのためにビラ配りをしてきました〜!森ヘッドコーチ、植村キャプテンを始め、選手・マネージャー・チアリーダーの先輩たちと試合の呼び掛けをしました。
DEERS応援定食♪さーて、今日はこれだな!植村主将・菅野選手・マネ&チア綾子今日は5日の援護会戦に向けて、食堂の方々がDEERS応援定食として「カツ丼☆」を用意して下さり、ビラを配り終わったらモチロンみんなで仲良くカツ丼ランチを食べました♪初めて見るOL#78菅野さんの食べっぷりにビックリ!!カツ丼山盛り+うどんをぺロリと平らげ「まだ物足りない・・・。」とぼやいていました。パワーの源はやっぱり「食」なんですね。私も負けてられませんね!
#75OL井澤選手#87WR板井選手森ヘッドコーチ普段グラウンドでのジャージとは一変してYシャツ・ネクタイ姿OLの菅野さんと井澤さんはさらにBIGでステキに見えました。協力して下さった食堂の方、暖かくビラをもらって下さった社員の皆さんに感謝します。「カツ(勝)丼」にあやかり、5日の初戦はなんとしてでも☆勝利☆で飾りますので大井第二球技場にDEERSを応援しに来ててください☆お待ちまちしています!
(新人マネージャー 佐藤めぐみ)
    
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2004/4/25

ポップコーン&綿アメマシーン登場♪綿アメ職人☆脇田選手 4月25日の日曜日、晴れ。調布市の柴崎グラウンドにて、練習見学会「DEERSファミリーDAY」が開催されました。いつも応援していただいている社員の皆さんや、練習で忙しくなかなかサービスできない家族の皆さんにDEERSがいつもどのような練習をしているか見ていただこうというイベントです。当日は天候にも恵まれ、続々とお客様が来場。また、PEARL BOWLトーナメントに登場予定のキッズチア「バンビーズ」の練習日にも当たり、子供たちの姿も目立ちます。この日のために用意した秘密兵器・本格屋台系ポップコーンマシーンと綿アメマシーンも大活躍でした。
番号ジャージを着て頑張る選手たち練習風景を見学 さて、まずは練習見学。いつもは自分の背番号とは違う練習用のユニフォームを身にまとうことも多い選手たちですが、当日はイヤーブック掲載の選手名鑑を見ながら見学するファンのために、自分の背番号と同じユニフォームを着用しての練習です。アメフトの迫力を間近で体感できる滅多とないチャンス。「やっぱでかいっ!」「でもはやいっ!」と、感嘆驚異の声が上がります。同じ頃、屋内ではトレーナーによる選手の奥様向けの栄養クリニックも開催。専門家による丁寧な指導に参加者全員納得の様子でした。
懇親バーベキュー森ヘッドコーチ&植村キャプテンも焼いてます! そしてお待ちかねの懇親バーベキューが開始。前日から仕込んだ特製カレーも振る舞われます。青空の下でうなるビールの「ぷッハァ!」の快感と相まって、懇意にしていただいているお寿司屋さんから差し入れていただいた新鮮な海産物など、ふんだんに用意された食材が次々とお客様の胃袋に収まっていきます。途中からは練習を終えた選手達も合流。選手の胃袋はブラックホールのようですが、それをもちろん自覚している選手たち、率先して焼ソバづくりや焼き方を務め「おもてなし」に徹していました。見事な手際で海産物を焼き上げていく森ヘッドコーチの「ホタテいかがっすかぁ〜」の呼び声も、心地よく春の光に溶け込んでいきます。
社員の皆さんと一緒に新人選手の自己紹介! そろそろお客様も満腹となり、まったりとした時間が訪れ始めた頃、新人選手の自己紹介に引き続き、恒例のヘッドスライディングパフォーマンスもやっぱり挙行。たっぷりと水の撒かれたシートに、新人#5[RB]山選手がえへらえへらと滑り込み大喝采を浴びます。しかし、このパフォーマンスで一昨年、昨年と主役を務めた#76[DL] 舘内選手の100kg超級の水しぶきを見ずに帰れるか!の「館内コール」に押され、やっぱり今年も登場です。「まるっ!」「でもはやっ!」のベースランニングを経た見事なスライディング。360°に見事な放物線を描き、もはや「花しぶき」とも呼ぶべき水と人体が織り成す芸術に、惜しげもない超喝采が浴びせられました。
恒例☆ベースランニング後継者は新人★山選手締めはやはり舘内選手♪ こうして過ごした春うららかな一日。東日本の覇権を争うPEARL BOWLを控えるのは選手達だけではありません。練習の間、てきぱきと役割をこなしていくスタッフやコーチ、お客様のお迎えやバーベキューのおもてなし役を笑顔でSweet&Smartに果たしていくチア、そして社内ファンクラブの皆様方。満足げに会場を後にしたお客様にDEERSを支える多くの人々に接していただくことで、そのすべての集積が、さらにはお客様も含めた総体がDEERS PRIDEを作り上げていることをご理解いただけた一日でもあったかと思います・・・などとしみじみとしていた頃、封印を解かれた選手達(とチア、スタッフ、コーチも?)が、まだあり余る食材に突進する嬌声が背中に突き刺さってきました。DEERS元気です!
(広報担当 古澤靖彦)
    
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2004/4/6

ケルンに到着した佐野選手から日記が届きました!

スタジアムのフィールド!ケルンスタジアム 3月22日、ドイツのケルンに到着しました。この日はわたしの27歳の誕生日で、ドイツ・ケルンで27歳のスタートとなりました。飛行機で9時間かけてアメリカからドイツへ。昨日までキャンプだったので9時間のフライト移動はかなり疲れました。ドイツのケルンでは約3ヶ月のホテル暮らしとなります。ホテルはなかなか高級で、ダブルベットで一人部屋、プール、サウナ、ジャグジー、ジムがついており食事もまあまあです。部屋からの景色ですが、ホテルがドーナツ型でその内側の部屋なので何も見えません。テレビですが、日本のNHKのニュースが放送されているので、日本語が恋しくなった時はチャンネルを日本チャンネルに合わせています。
駅にはチーム看板が☆ ホテルの周りにはお店も何もなく、町に出るには路面電車に乗って行きます。グランドに行くのにも朝7時に路面電車に乗って、約45分かけて毎日通っています。気温も低く、朝は5度くらいしかなく、日中は10度前後で天候が雪の日もあります。ホームスタジアムはドイツのケルンFCのスタジアムで、練習はその横のサッカーの練習場で行っています。ケルンに到着した次の日にスタジアム見学、現地スタッフとの食事会を行い、その次の日から練習をスタート。いやーほんとにタイトなスケジュール・・・キャンプや移動の疲れが残ったままでかなりしんどいです。はやく来い来いオフ、オフ、オフ。

★いつもテンションの高い黒人たち
ケルンのDB仲間 黒人の選手はいつもテンションが高いです。いつもCDプレーヤーを片手にリズムに乗って体をゆり動かしています。ロッカールームにはCDコンポがあるのですが、いつも朝から音楽をかけて踊っています。こちらは眠い目をこすって着替えているのに、彼らは朝からテンションが高くてついていけません。しかし、この元気こそ彼らの強さでもあるのかなーと思うこともあります。この調子ですから朝一番の練習も元気いっぱいに声を出してチームを盛り上げています。まあこれが彼らには普通なのかもしれませんが・・・。先日、練習が終わったあとにロッカールームで一人が踊りだしたと思ったら、周りの選手もみんなで踊りだしてダンス大会になっていました。私もかるーく目立たないくらいに踊りましたが、前に出て踊るだけの勇気はありませんでした。今後のことも考えて、ちょっと練習してみます。ダンス、ダンス、ダンス・・・。

★コーチ
チームには各ポジションに一人以上コーチがついています。DBのケントコーチはNFLEのベテランでNFLE初期の頃からいるそうです。普段は無表情ですが、練習になると大きな声を張り上げて選手に指導します。怒った時の顔といったら・・・とにかく怖いです。しかし、練習以外では気軽に声を掛けてくれるおじさんに戻ります。ディフェンスを仕切っているコーディネーターのドグンコーチは、私がチームで一番恐れています。あまりしゃべらない無口な人で、指導の仕方も重要ポイントだけを説明して、後は選手に考えさせるスタイルです。常に選手を観察しており、練習以外の場所でも選手に目を配っています。選手の何を見ているのかはよくわかりません。そして時間にとても厳しい。ドグンコーチの時計は10分進んでいて、ドグンコーチの時計の時間に遅れると、「you are late!!」と言って、次はもっと早く来いと指導されます。ドグンコーチには今後も要注意です。そして、ケルンのヘッドコーチであるピーター・バース氏。主にオフェンスを中心に見ています。彼はとてもユーモアを持ったコーチで、ジョークなんかもよく言います。タンパでの練習試合で、審判にユニホームのことで注意を受けて文章で通達がきた時に、全員の選手の前で注意された選手の名前と注意点を読み上げていたのですが、最後の選手の時に「8番の選手、足が短すぎると注意を受けた」と言って重い雰囲気を一転させました。ケルンでのスタッフとの懇親会での選手紹介の時にも、オフェンスラインの最巨漢の選手をポジションをキッカーと紹介したり、全員がグランドに集合して、練習の準備、ストレッチ、ウォーミングアップをすべて終えた後に「実は今日は練習はない」との発表をしたりと、選手の緊張の糸を解きほぐしてくれるような計らいをしてくれます。練習の時は鬼となりますが、練習を離れたところではとてもユーモアをもったジェントルマンです。

★ケルンでの練習
練習グラウンド 現在の練習はタンパでのキャンプとは違い、1時間30分の一部練習です。内容的にはキャンプの時とほとんど変わりません。まさにキャンプの続きです。ただ、試合前一週間になるとショルダーをつけない練習になります。自分の出番ですが、主にスカウトチームとキッキングゲームの練習が中心となっています。練習が終わった後にはウエイトもあり、ボリュームたっぷりです。試合が始まれば少しは練習量が落ちるかとは思いますが、キャンプからまともな休みがないだけに疲れがたまっています。この先まとまった休みはないので疲れをしっかり取り切ることは難しいと思いますが、しっかりストレッチとアイシングをして、なるべく疲れを残さないようにしていかなければなりません。しかし、アメリカの選手(特に黒人選手)はタフです。キャンプの時もそうでしたが日が経つにつれてすごいプレーを見せます。逆にわれわれ日本人は疲れがたまって落ちていきます。この差はなんなんでしょう。本当にやつらはタフです・・・最初に手を抜いていたのかな・・・。

    
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2004/3/27

佐野選手がケルン・センチュリオンズの最終ロースター入りを果たしました!
タンパからの最後の日記を掲載します。

3月1日から始まったトレーニングキャンプも怪我なく無事終了。結果ですが念願の最終ロースターに残ることができました!昨年はここでカットされているだけに、合格の知らせを聞いた時には嬉しくてたまりませんでした。今はとにかくホッとしています。
いざ出陣☆ さて今回はキャンプを簡単に振り返ってみようと思います。3週間ほぼ毎日アメフトの練習をすることはかなり体にこたえます。肉体的にはもちろんですが、精神的にもこたえます。今年は昨年のラインファイアに比べて、練習量もミーティングの時間も少なかったのでまだマシでした。しかし、3週間は長かった・・・。一番しんどかったのが毎日朝5時半に起きることでしょうか。そして7時30分にはグランドでストレッチをしている・・・。トレーニングキャンプの練習内容は毎日基本の繰り返しでした。ストレッチ、ポジション練習、スケルトン、キッキング、ポイントといった流れでテンポよく行います。ディフェンスは最初の2週間はコーチに毎日新しいシステムを叩き込まれていたので覚えることに必死でした。時間のゆとりがあったので、しっかりとシステムを頭に叩き込むことはできましたが、それを実践で使用するとなると頭ではわかっていても体力的に負けてしまい、やられてしまうことも多々ありました。毎日の練習で感じたことは、アメリカ人の70パーセントくらいの力と、自分の実力の100パーセントの力で対等に勝負できるといった感じ・・・。自分のベストと思うプレーができたとしてもコーチの評価は並の評価。コーチが「GOOD JOB!!」と言ってくれたこともありましたが、キャンプ中に目立ったプレーはできませんでした。しかし、怪我なくキャンプを終了できたことは一番良かったことだと思います。怪我をしてしまえば即カットというのが現実ですし、怪我で練習ができないことが一番悔いが残ります。アメリカに来る前のトレーニングもレベルアップというよりも、怪我をしない体作りを第一に考えていたのでちゃんと結果が出たかと思います。

★スクリメージ
NFLEのキャンプの期間中にスクリメージといって、他の5チームとそれぞれ練習試合みたいな事をします。
ハドル!#20です このスクリメージの時というのはNFLのスカウトマンが見に来るので、選手全員がスカウトマンの目に留まるようにものすごいアピールをします。あまりにも興奮しすぎて喧嘩になることもしばしばあります。先日のスクリメージでは、ラインの選手がフェイスをつかんだ、つかんでないで喧嘩になり、乱闘が始まりました。DLの選手がOLの選手に飛び蹴りをくらわしたかと思ったら、その次には、やられたOLの横にいたOLの選手がお返しとばかりにボディーアタックで対抗。ほんとゴジラとメカゴジラが戦っているかのようでした。スクリメージの私の結果ですが、マンツーマンでは相手WRにコテンパンにやられました。チーム練習は無難にこなせたかと思いますが・・・。

★感覚の違い
その昔日本の野球と大リーグ・BASEBALLは違うと言われていました。これは大リーグの選手が日本に来て野球をした時に感じた感想でした。日本の野球は変化球でかわすことが多いが、大リーグは直球勝負でがんがん押してくる。技と技の野球、力と力のBASEBALL。しかし最近では、日本人選手の大リーグでの活躍でそう感じなくなってきているような気がします。
アメフトはどうなのでしょうか?私自身が感じた感覚では、極端に言うと「スポーツが違う」感覚に陥ります。これはあくまでも私が個人的に感じることですが、あまりにも体力的な差があるからそう感じてしまうのだと思います。例えば、オフェンスラインの動きですが日本のオフェンスラインは非常に速く感じますが、こっちでは遅く感じます。体が大きいので動きがスローに見える。しかし、その動きを理解した上ベストなリアクションができたとしても、体の大きさ、スピード、パワーの違いでグッドなプレーができない。OLを一歩でよけられるところでも歩数が二歩必要になる。レシーバーと対戦する時も歩数が通常の1.5倍必要になる。野球と違いコンタクトスポーツだけに、この体力的な差がものすごくハンデになっていることは間違いありません。しかし、こんなことを言っていても今さら身長が伸びるわけでもなく、足が急に速くなるわけでもなく・・・。この体力的な差は、なんとか工夫をして埋めていかなくてはいけません。この部分に関しては毎日いろいろ考えていますが、なかなかその穴を埋めるのが難しいのが現実です。

さて、私のほうですがキャンプを終了した翌日にドイツのケルンに向けて出発します。本当の戦いはここからで、4月3日から始まるリーグ戦に向けてケルンで調整を行います。次回メールをお送りするのはドイツのケルンからになると思います。

    
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2004/3/21

DBたくさんの学生が参加 3月21日、東北アメリカンフットボール競技向上クリニックに参加させていただきました。私はDBを担当し、基本的なテクニックや、DEERSで行っている練習方法を紹介しました。午後には各ポジションで講義・質問時間を設け有意義なクリニックが行えたかと思います。私も地方リーグ出身なので、彼らの気持ちがよく分かります。関東・関西1部のチームに憧れ、コーチ及びその他施設等の環境において1部には到底及ばない状態においても、上手くなろうという強い志を持ち努力している彼らを見て、ふと昔の自分を思い出しました。
DLLB我々の持っている技術・知識を少しでも多く吸収して今後の練習に活かしていただけたらと思います。そして彼らの中からもXリーグでプレーを続ける人や、また一緒にDEERSでプレーをする選手が現れて欲しいものです。最後に東北学生アメリカンフットボール連盟の方々と、会場までの道に迷っている私に親切に教えて頂いた仙台の方々に御礼を申し上げます。
(DB#12 日野博之)

WR&TEOL 私はFBの池元さんと一緒にRBを担当しました。地方の大学では人数不足や指導者不足に悩んでいるチームがたくさんあるということだったので、セットの仕方、ブロックの形、ボールの捕り方等、基本的なことから順に教えていきました。そしてポジション練習の最後にRBとLBで対決物をやったのですが、見事にLBをはじき返す選手やナイスタックルをする選手が何人もいたことには驚かされました。きちんとした環境できちんとした指導者がいたら一流になるだろうと思わせる選手もいました。
森ヘッドコーチによる講義みんな真剣です! グラウンドでのクリニックの後に、室内でポジションごとの質問、森ヘッドコーチ・伊藤ストレングスコーチよりチームとしての強化の話、トレーニングについての話があったのですが、熱心に話を聞く学生を見て、彼らもフットボールが好きなんだと強く感じることができました。また、基本的なことから学生に教えることで、自分自身の中でおろそかにしがちだった「基本」を再認識させられた部分も多くあり、教える側にも非常にためになったクリニックでした。
(RB#17 高木克仙)

<番外編>

皆が新幹線で行くという状況の中、荷物を手で持って行くのが嫌だという理由から、カリスマFBのI元さんと同期のH野と私T木の3人で車で行くことになり、当日未明4時に出発した。9人分の荷物を乗せて。そして、WRのI井さんと待ち合わせていた仙台空港に8時過ぎに到着し(9時待ち合わせ)、9時にI井さんを拾い、会場である東北工業大学グラウンドに向かった(10時クリニック開始)。
ここから悲劇は始まった・・・。完璧に控えた地図を頼りに、コンビニに立ち寄る余裕さえ見せながら順調に目的地に向かっていたが我々だったが、途中、あることに気付く。横切るはずの線路が、相変わらず左に見える・・・。まだそういう時期ではないのだと自分に言い聞かせて我々は進んだが、いつまでたっても線路を横切りそうにない。そこで、次の目印にしていた国道286号線をなんとか見つけ、乗った。しばらく走っただろうか、ここでまたあることに気付く。左に見えてくるはずのスーパーマーケットが一向に出てこない・・・。まだそういう時期ではないのだと自分に言い聞かせて我々は進んだが、いつまでたってもスーパーは現れそうにない。そこで現地の人を見つけ、道を尋ねた。するとどうやら我々は、知らない間に286号から逸れていたらしい。
急いで286号に戻り、今度こそ間違いないと確信し、スーパーを探した。すると同期のW田から私の携帯に、まだかという電話が入った。このとき9:45。そしてまさにその直後、森ヘッドコーチから着信が入った。我々が積んでいる皆の荷物がないとクリニックが始められないから急げということだった。怒っている。
ギリギリ間に合うかどうかという所にいるのだと信じていた私は、もうすぐ着くと言い、電話を切った。そして5分後、再び森ヘッドコーチより着信が・・・。「マッハで来い!」今までにないくらい怒っているのがはっきりと分かる。凍りつくと同時に、私とH野は今シーズンの試合出場がないことを覚悟した。9:50。
そしてここでまたあることに気付く。あるはずのないインターチェンジが目の前にある・・・。明らかな異変に、我々は引き返すことにした。すると森ヘッドコーチよりH野に電話が入り、タクシーを拾って先導してもらえということだった。即タクシーを捜し始めたが、一向に見つからない。そこでもう一度歩行者に道を尋ねてみたが、今走っている道は286号で間違いないと言う。もうしばらく進んだが、タクシーがいない上に、目印にしていたスーパーもガソリンスタンドも郵便局も出てこない。そこで、仙台駅まで行ってタクシーを拾おうということになり、交差点を左折した。すると、タクシーが反対車線にいるではないか!交差点のど真ん中に無理やり車を止め、急いで反対車線のタクシーに飛び乗った。そしてタクシーの運転手にこの辺りの地理について聞いた。そして謎は全て解けた。国道286号線は2つ存在した・・・。

RBポジション練に間に合ってホッ。。 到着すると、何とかポジション練習には間に合った。この時私はトイレに行きたかったが、そんなことを言えるはずもなかった。
帰りは帰りで交通渋滞に巻き込まれ、寮に到着したのは深夜の12時だった。ちなみに新幹線組は我々より2時間も早く着いたらしい。完璧に負け組と化した我々だった・・・。
それにしても、荷物を運ぶのがイヤで車旅にした我々に対して「車でなんか行ってられるか!」と散々バカにしていたW田選手の荷物が我々の車に乗っていたことだけが、いまだに気になって止まない。

    
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2004/3/20

暗い道を歩きます柴崎駅を出発! 桜の花もほころぶ今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。春高バレーと並び、3月の風物詩となった「朝日に向かってチャレンジ!20キロハイク」が3月15日開催されました!我々が練習を行う柴崎グラウンドからほど近い調和小学校の保護者の方々が企画されており、「平山城址公園から調和小学校までの約20キロ、夜を徹して歩き朝陽を見よう!」という体育会色の濃いビッグイベントです。調和小学校の生徒さんに混ざって、DEERSからは、自称男前・生田選手(#28)、もうそろそろ四足歩行、DEERSが誇る良心・井澤選手(自重0.12トン)DEERSくんとマスコットの座を争う坂田選手(#150希望)、2年連続出場・ひーちゃんこと下里トレーナー、そして栄誉あるDEERS隊長を仰せつかった私・永田(えいだと読みます)計5名で参加させて頂きました。
この中にキッズチア☆バンビーズの元メンバーもカップラーメン休憩♪ 皆の思いが届いたのか昼間の雨がピタリと止み、午後10時過ぎ平山城址公園駅より小学生達の元気に後押しされるようにスタートしました。20キロ・・・山手線一周35キロ、には及びませんが皇居一周が約5キロですので4周ですか。気象庁が4回少々です。体力消耗をびびって省エネで歩く私達の脇を縦横無尽に走り回る小学生達、彼らは余計に2〜3キロは歩いたはずです。最近の小学生は元気がないといわれますが、こと調和小学校の生徒さん達には全く当てはまっていません。
わんぱくおやじ倶楽部の皆さんと生田選手もKO!朝5時、小学3年生も眠い。。 序盤は小学生達と楽しく喋りながら、これは行けるかもという感触を掴んだのも束の間、足とまぶたが悲鳴をあげるのにそう時間はかかりませんでした。白タオルが投げ入れられる寸前に、カップヌードル休憩というゴングに助けられました。しかし夜明け間近の休憩場所で眠気にKOされてしまった私が次にファイティングポーズを取った時にはもう辺りは白んでいました。体はめちゃめちゃ重かったですが、どんどん明るくなる空を感じながら歩く清々しさ、ゴールにたどり着き、冷え切った体にアツアツの豚汁の味(超ウルトラ美味でした)は忘れられません。
豚汁サイコー☆来年も頑張ります! まさに真っ白な灰に燃え尽きた20キロハイクでした。最後になりましたが、私達と一緒に歩いてくれた小学生のみんな、暖かくサポートしてくださったわんぱくおやじ倶楽部のメンバーの皆様、先生方、保護者の皆様ありがとうございました!!
(DEERS隊長 LB#3 永田泰祐)
    
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2004/3/5

NFLEに挑戦している佐野忠也選手より、タンパからの報告が届きました!

マルコ選手と タンパの佐野です。2月28日に各チームのホテルに移動しました。他の4人の日本人選手とはホテルが違うのでしばらくは会えません。最後にお互いの健闘を祈り別れました。次回会うことができるのは練習試合の時になるかと思います。それまでカットされていないようにしたいと思います。ケルン・センチュリアズはキャンプの期間は空港近くのエアポートホテルという古いホテルに宿泊することになりました。ホテルの部屋はツインルームで、私は同じナショナルプレーヤーでメキシコ人のワイドレシーバー、マルコ・マルトスと一緒になりました。他の日本人は2人一緒なのでうらやましい限りです。マルコはNFLEの常連で、年齢は29歳。昨年はNFL・カロライナパンサーズのキャンプにも参加した優秀な選手です。日本人がとても好きな選手で、日本語でよく話し掛けてきますが、BADな日本語ばかりで困っています。とりあえず、仲良くやっていこうと思っています。

3月1日パスキャンプ、3月3日にチームキャンプが始まりました。例年ですとパスキャンプが1週間あるのですが、今年は2日間しかなく、すぐに全体キャンプとなりました。練習は車で30分ほどの高校のグランドを借りて行っています。朝8時からグランドにて練習して、30分の休憩をはさんで12時半まで練習を行います。午後は5時までお休みです。昨チーム・ラインファイアのキャンプとは違い、午前中にすべてを行うスタイルで、このスタイルの練習の方が時間は短く感じるので気に入っています。
日本人選手5人で ナショナルキャンプのときはCBをしていた私ですが、ケルン・チームに来てSFをやることになりました。毎日練習とミーティングに追われているわけですが、いつも練習をしているケルン・チームの各ポジションの特徴を紹介したいと思います。
まずは、ディフェンス。DLは身長190前後、体重は130キロから140キロです。日本人DLとの一番の違いはこの大きさで細やかな動きができることです。ハドルに入ると前は見えません。次にLBですが、これまたでかい・・・日本だと確実にDLです。日本人の時本選手がLBの仲間といるとほんとに小さく見えてしまいます。最後にDBですが、CBの中には私より身長の低い選手もおり、平均身長は180くらいでしょうか。とは言っても体重はあります。90キロ前後で100キロを超える選手もいます。私より小さな選手はスピードとクイックネスでサイズをカバーしています。練習のビデオを見ていてもわかるのですが、黒人の足さばきは異常に速くて日本人には絶対に真似できない動きをします。足が長く、足腰が強いのでターンしたあとの一歩目がとても速く、距離が出ます。同じ動きをしても体半分はポジショニングに差が出ているかと思います。
体操中です☆ 次にオフェンス。QBは非常に正確なパスを投げます。WRにボールを投げ込む時にはDBにインターセプトされないぎりぎりのところにコントロールし、WRが手を伸ばしたところにちょうどボールが収まるのです。日本とは違い、インターセプトの回数が少ないと感じます。RBですが、腕の太さは日本人のライン級、カットバックはスピードが落ちなくて鋭い・・・1対1では絶対にタックルしたくありません。OLはDL以上にでかいメンバーが揃っています。2メートルの身長と140〜150キロの体重を持った選手が数人います。とにかく大きいです。OLが大き過ぎてSFをやっていてもプレーが見えないことがあります。最後にWRですが、意外に身長の低い選手もおり、175センチ・80キロといった選手もいます。しかし、そういう小さな選手は足がものすごく速いのです。日本では出会ったことのないスピードで毎度やられています。一番足の速い選手に関しては対応策を考え中です。ブレイクがうまくいっても、ブレイク後の伸びがすごくてなかなかインセプもできません。大きなレシーバーはブレイク後の一歩が大きいので、同じスピードでも私が一歩半移動しなければ追い付きません。かなりしんどいです。
各ポジションの選手を紹介したわけですが、ケルン・チームが特別すごいわけでもなくて、NFLヨーロッパのどこのチームにいっても同じです。そして、NFLの一流プレーヤーはもっともっとすごいということです。ほんとに恐ろしいことです。

★通訳のスティーブさん
日本人とハーフのスティーブさん 日本人選手に限っては通訳がついています。アメリカ人以外の人間でも、みんな英語が出来るので、アメリカ人といても会話ができます。しかし、日本人は英語ができない人もいるので、キャンプの期間だけ通訳をつけてもらっています。通訳のスティーブさんは昨年もお世話になった方で、お父さんがアメリカ人、お母さんが日本人のハーフです。スティーブさんには主にミーティングに一緒に参加してもらい、通訳をしてもらっています。正直、フットボール以外の言葉と細かな指摘に関してはまだ理解できません。なので、スティーブさんには大変お世話になっています。フットボールもそうですが、言葉の壁も本当に高いです。コーチや仲間の言葉が聞き取れたならどんなに楽だろうと思う日々です。同部屋のメキシコ人のマルコに英語を習ってはいますが・・・なかなか身につきません。昨年よりは全然良いとコーチには言われていますが・・・。

★鹿島学生トレーナーの井上君
井上君と再会! 毎年、NFLヨーロッパのキャンプにトレーナー研修で来る人がいます。今年のケルンチームには2人で、なんと鹿島学生トレーナーの井上君が来たのです。井上君は19歳で、昨年から鹿島DEERSでトレーナーの勉強をしています。話をしたことがあまり無かったのですが、今回のキャンプで仲良くなりました。練習の休憩の時間は井上君と鹿島DEERSについて語り合っています。井上君にはしっかりと勉強して行ってもらって、この経験を鹿島DEERSで活かしてもらいたいと思っています。

    
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2004/2/29

#86東畠選手#78菅野選手#69泉選手 2月29日、2004年の新チームが始動しました!これまでの自主練期間中に、選手は各自で体作りを行ってきたので、初日から、バランス・リアクション・クイックネスなどのトレーニング、スプリント、ダミー押しなどのパワー系のトレーニングまで、約2時間のハードなメニューをこなしました。

昨年に続きキャプテンを務める、#7植村選手のご挨拶です!

アップから気合いが入ります!植村&栄体制スタート☆ 植村です。本年度はキャプテン:植村、バイスキャプテン:栄の2人体制でやっていきます。もちろん目指すは日本一!体は小さい2人ですが、ハートは大きく、熱くやっていきますのでよろしくお願いします。
いよいよ2月29日(日)に「DEERS 2004」の第一歩が始まりました。自分としては、昨年春は怪我のためにほとんど皆と一緒に練習が出来ず、歯痒い思いで一杯でしたが、今年は初日からバリバリ!動けるとあって、気合十分、色んな事に感謝しながら初日練に望みました。スプリント!全体としては、自主練期間中のフィジカル作りの目安として、29日のメニューをストレングスコーチのヨッシーに事前に流してもらったこともあってか、大半が(ホントは全員と書きたいところなんですが。。)へばる事なく、まずまずのスタートが切れたと思います。もちろんこれで満足することなく、ここを最低ラインとして、更に高いレベルを目指して一歩一歩確実に進むよう、チーム全員で取り組んでいきます。動き出したらもう止まりません!日本一に向け突き進みますので、今年もDEERSをよろしくお願いします!
(DEERS主将 #7 植村直弘)

    
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2004/2/28

チアオブザイヤー☆KDCチームも2つ表彰されました! 2月28日(土)、朝日新聞浜離宮小ホールにて、Xリーグの2003年度納会がありました。納会では、2003年度Xリーグ表彰式、2004年度のリーグ編成、パールボウル組み合わせの発表、日本社会人フットボール協会の組織改革についての説明が行われ、DEERSからは、金氏監督、森ヘッドコーチ、植村キャプテン、笹野選手、田中選手、松永選手、そしてわたくし西川が出席しました。まず、2003年度の表彰チーム、選手、そしてALL-Xリーグ2003が発表され、以下の表彰をDEERSが受賞しました。

セントラルディビジョン優勝:チーム
最優秀デフェンス賞:チーム
セントラルディビジョン新人賞:#92 西川岳志
セントラルディビジョンMIP:#88 松永太郎
ALL-X2003:#24 佐野忠也(DB)
ALL-X2003:#9 田中智裕(K)
ALL-X2003:#1 笹野直紀(R)

キッカー#9田中選手リターナーで選出!#1笹野選手ALL-X2003表彰みんな緊張した面持ちで賞をもらって、何人かが代表して挨拶していく中、「やっぱりねえ、〜です。」「やっぱりねえ、うれしいです。」「やっぱりねえ・・・」っと“やっぱりねえ”を連発して喜びの挨拶をする太郎さん!この太郎さんのあどけない挨拶で、会場はしばらくなごやかな雰囲気に包まれました。
そして、KAJIMA DEERS CHEERLEADERSもチアオブザイヤー2003、テクニカル賞(2年連続!)を同時受賞し、会場で華麗なダンスを披露しました。
会場でパフォーマンスを披露♪ パールボウルは今年から形式が変わり、1部リーグの12チームが3チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各グループの1位4チームでトーナメントを行うことになりました。DEERSは、富士通、学生援護会と同じブロックで、5月5日に学生援護会と、5月15日に富士通と対戦します。リーグ戦は昨年の苦汁を飲んだアサヒビールシルバースターが同じイーストディビジョンでした。
いよいよ予定も決まり、2月29日より練習が始まります。今年こそ応援して下さっている会社の皆様、DEERSスタッフ、チアリーダー、両親を始めとした多くの関係者の方々のために、そして自分自身のためにも、日本一を目指し、日々精進してまいりたいと思います。選手のみんな、この一年日本一を目指し、楽しく、時には自分に厳しく頑張っていきましょう!!
(DL#92 西川岳志)

    
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2004/2/20

日本人選手の皆と NFLEに挑戦している佐野忠也選手より近況報告が届きました!

タンパの佐野です。タンパに来て一週間が経ちました。ナショナルキャンプも終わり、今年もチームキャンプに残ることができました。チームは「ケルン・センチュリアズ」です。今年、ナショナル選手は77名が参加。54名のプレーヤーが各チームに9名配属されてキャンプに参加することになり、第一ステージのナショナルキャンプでは23名の選手がカットされました。日本人選手は全員残ることができ、ケルンには時本選手・小川選手・波木選手・中島選手そして佐野の5人、アムスに里見選手・安藤選手・石田選手・小路選手の4人という結果になりました。今年のナショナルキャンプは過去最高人数の選手の参加で、ルーキー選手が非常に多く参加していました。ナショナルの全体のレベルは数年前に比べると非常に高く、世界のフットボールのレベルが上がっていることを強く感じました。
ハドル☆#26ですレベルが高い中頑張ってます! さて、我々は3月からチームキャンプに入ります。本当の戦いはここからなのです。チームは決まりましたが、ここからまだナショナル選手はカットがあり、最終的には1チーム7名しか残ることはできません。最終的に2名カットされることになります。昨年はここでカットされてしまい日本に帰国しましたが、今年は最終選手枠に残ることができるように頑張ります。なにがなんでもドイツのケルンに行きます。

★日本食レストラン TOUDAI(とうだい)
近くのモールに日本食レストランで「TOUDAI」という名前のお店があります。ここは寿司を中心とした日本食レストランでラーメン、うどん、味噌汁、など置いてあります。タンパに到着して二日目に行ったのですが、今回一緒の日本人のほとんどが日本を離れて3日目なのに日本食が恋しくなり、ラーメン、うどん、寿司にがっついていました。ほんと海外の食事は二日で飽きます。いつも同じ物しか出ないから・・・朝は卵、ベーコン、ホットケーキ・・・夜はビーフ、野菜炒め・・・。

★マイケルピットマン
ガソリンスタンドで買い物をしていました。タトゥーをいれた怖そうなお兄さんが入ってきて水を買って帰りました。近くにいた別のお客さんが大興奮!話を聞くと、タンパベイバッカニアーズのRBマイケル・ピットマンだったのです。しかし、私にはただのチンピラにしか見えなかったですね。

★休みの時間
波木選手と同部屋ですホテルにて 今年は日本人選手は9名います。各選手が空き時間の退屈しのぎをするためのアイテムを持ってきています。中でも小路選手が持ってきたダウンタウンのコント集のDVDが大人気。暇な時間があればコント集をみんなで見て大笑い。タンパにきて一番リラックスできる時間になっています。笑いすぎて逆に疲れていますけど・・・。

★ナショナルのレベル WR・DB編
DB里見選手&小路選手と! ナショナル選手のレベルですがこれは間違いなく上がっています。DBとWRではスピードが一番上がっていると思います。WRのスピードは40ヤードを4.5秒で走るのは当たり前です。中には4.27という選手もいました。4.7弱の私のスピードでは付いていくのがやっとです。スピードで完全に負けてしまう相手ですので、それなりに工夫して勝負しなければ絶対に勝てません。昨年である程度わかっているのでそれなりの戦いは出来ますが、わかっていても彼らは速いです。中には2001年にスーパーボウルを制覇したペイトリオッツのロースターに入っていた選手や、昨年NFLのキャンプに参加した選手もいました。DBのレベルですが、これはWRほどではありませんが、全体的に大きくなっています。日本人は本当に小さい。日本人のDB・3選手は175前後。ドイツ人DBは185前後です。あと5センチでいいので身長が欲しいですね。日本人の有利な点は小回りが効くところでしょうか。小回りができる部分を活かしていくしかありませんね。

    
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2004/2/3

頑張って行ってきます!! 佐野です。2003年12月20日(土)に行われたNFLヨーロッパのトライアウトに、2年連続で合格することができました。昨年のNFLヨーロッパへのチャレンジは、キャンプ最終選考でカットとなり失敗に終わってしまいましたが、今年はまずキャンプをクリアして、最終選手枠に残ることを第一の目標に頑張ってきたいと思います。今年も厳しいチャレンジとなることは間違いなく、体格・スピードなど外国人選手にかなわない部分が多いですが、その他で勝負できるところはたくさんあります。自分の土俵に相手を誘い込み、対等もしくは対等以上に外国人と勝負してきます。帰国後は、習得してきたものをDEERSで発揮して、日本一に貢献できればと思います。皆様の応援どうぞよろしくお願いいたします。
(DB#24 佐野忠也)
    
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2004/1/31

ちょっと緊張気味のオーディション会場です! DEERSファンの皆さん、お元気ですか?そろそろDEERSの試合を観に行きたい!とうずうずしていらっしゃる方も多いと思います!そんなオフシーズンの最中である、1/31に「KDCAudition2004」が行われました。オーディションは実技審査(ダンス・テクニック・アピール)と面接の2部門で構成されており、実技審査では華やかさ・正確性・美しさ・チアリーダーらしさを、面接ではチアリーダーとしての情熱があるか、KDCに相応しいチアリーダーであるかを審査していきます。そして厳正なる審査の結果、1名が合格!さっそく2/7に初顔合わせし、2004シーズンを17名でキックオフしました。少ないオフシーズンを満喫したKDCメンバーは、春の試合に向けて猛特訓中!ニューフェイスも揃ってサイドラインに立つのはGW。暖かい日差しが降り注ぐ大井第2球場で、太陽に負けない明るくて華やかなKDCを観客の皆さんにお見せ出来るよう頑張ります!お楽しみに☆
(KDCオーディション担当)
    
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2004/1/24

鹿島バンビーズ! 1月24日、フラッグフットボールの大会に、選手・コーチ・スタッフなどと結成した「鹿島バンビーズ」として参加してきました。大会のモットーは「いつでも、どこでも、誰とでも」ですが、参加するチームはどこも真剣そのもので、どの試合もかなり熱い試合が繰り広げられました。かつては優勝を勝ち取った事もある鹿島バンビーズですが、世代交代がうまくいかず、ここ何回かの大会では惨敗続きです。今回こそは!と、主将喜屋武トレーナーを中心に、ほんの少しだけ練習して大会に臨みました。緒戦ではいきなり強豪チームと当たり、苦戦を強いられました。どちらのチームもオフェンスが良く、点の取り合いになりましたが、バンビーズディフェンスのほんの少しだけの練習がたたり、なかなかリードする事が出来ず36-32で負けてしまいました。負け癖がつきつつあるバンビーズですが、さすがに負けて気分がいいはずもありません。
板井選手とヒョウタロウくん強力な助っ人☆女子選手たち 緊急ミーティングを開いて万全の体制で2試合目に臨みました。始めこそ一進一退の攻防を続けていながらも、先程見事なまでのザルぶりを発揮したディフェンスも徐々に調子づき、今までの不振がうそのような試合運びで、終わってみれば30-18で念願の勝利勝ち取りました。この久々の勝利をバンビーズの本当の力とすべく、次回はもう少し練習して参加したいと思います!
(DL#97 藤本直人)
    
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2004/1/20

表彰者の発表☆ミニヘルメットを受け取る#56坂本選手 1月20日鹿島本社において、2003年度のDEERS納会が行われました。会にはオーナー、社長を始め、DEERS関係者、選手、スタッフ、チアリーダーなどが出席。今年から新たな試みとして、森ヘッドコーチより活躍した選手の表彰が行われることとなり、納会の場で発表がありました。

ここで、6つの賞と受賞者をご紹介します!

★The Best Special Team Performer【スペシャルチームの最優秀賞】
#56 坂本真樹選手
受賞理由:雨の試合が多かったにも拘らず、パント・FGともミス無しでスナップを供給し続けた。
★Rookie of the year【新人賞】
#42 牧内崇志選手
受賞理由:昨年は何人もの新人が受賞に値する活躍をしたが、その中でも牧内は地方の2部リーグ出身であるにも拘らず春の終盤よりスターターに定着し堂々としたプレー振りを見せた。
★Break through of the year【昨年最も上達した人】
#69 泉譲太選手
受賞理由:30歳を越えてなお成長していることが評価された。
★Hardest Worker of the year【アメフト&仕事を両立して頑張った人】
#81 志田竜也選手
受賞理由:業務と練習をどんな状況であっても自らの努力で時間をやり繰りし高いレベルで両立させた。練習だけではなくトレーニングに関しても年間を通じて継続できた。
★MVP【年間最優秀賞】
#46 安澤武郎選手
受賞理由:昨年好調だったディフェンスの大黒柱。
★特別賞
鹿島DEERSチアリーダー・KDC
受賞理由:"Cheerleaders of the year "と "technical award"の受賞を記念して。

受賞者の皆さん♪鹿島オーナー・梅田社長と 受賞者の皆さん、本当におめでとうございました!今年の更なる活躍を期待しています。DEERSは、2月29日にシーズンインする予定です。植村キャプテン率いる2004年のDEERSにご期待下さい!今年も応援よろしくお願いいたします★
(マネージャー 川崎綾子)

    
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2004/1/18

今年も大勢で出場☆恒例!耐寒マラソン大会 気がつけば今年で3年連続出場となる調布市主催の耐寒マラソン!バーガンディーのユニフォームをきて『ディアーーーズ、ファイ・オー!ファイ・オー!ファイ・オーー!!』というお決まりの掛け声とともに学校正門の見える道路から駆け足で登場するのも、今や地域の皆さんには馴染みの光景?となりつつあるようです。正門付近では『がんばれぇ〜!』とか『DEERSさん来てくれたんだぁー!』という声が聞こえ、DEERSが少なからずとも地域に浸透してきたことを実感でき、大変嬉しく思います。今回は日程が開催の2日前にしかわからなかったという状況の中でしたが、選手・スタッフ十数名のランナーが雄叫びを上げてくれました。
女子も3名が参加しました!井澤選手の太い腕に視線が集中!?きゃんトレーナーが一般女子の部で優勝♪ その日は前日の雪が嘘のように晴れ渡り、まさにマラソン日和!!今年は、昨年入社前に体力測定として参加したDL西川選手をはじめ、アスリートLB牧内選手、中学生にモテモテな(後ほど説明)OL井澤選手、なぜかフッパンまで着用のLB永田選手の新人パワーが『打倒、明男!!』を達成するはず・・・でした。が、やはり今年もDEERS基礎体力ナンバー1明男マネがDEERS1位に・・・(総合3位)。彼のその恐ろしいまでの体力はどこで培われているのでしょう?女子の部では、これまた前日に参加表明してくれた綾子マネ、尚美マネと私の3人が参加し、昨年に続き私が1位になりました(来年もがんばります!)。
完走後みんなバテバテ。。優勝者2人がDEERくん人形をGET★ 閉会式では、小学生の部で優勝した、調和小6年の徳永真悟くんと国領小5年の相田光希ちゃんにDEERSから新グッズのDEERくん人形をプレゼント!その後、子供たちと楽しく記念撮影となりました。そこで一躍ヒーローになったのは、1位の明男さんではなく井澤選手!3〜4人の女の子たちがイザケンに近付いて来ると、『腕を触らせてください!』と言って、嬉しそうに触りまくっていました。(実際はその前から異常に太い腕に見入ってキャーキャー言っていたらしいのですが、声を掛けられなかった模様。)
コメント その後とても満足いったようで、いきなり整列し全員で『ありがとうございましたー!』と元気に挨拶し、去って行きました。マラソンの結果はともかく今後の活躍に期待が持てます。そして前回に続き、運動会のお父さんばりにみんなの写真をとりまくって応援してくれた森さんも、きっと来年はランナーとして参加してくれることと思いますっ!!
(今年もゴールドメダリスト★トレーナー喜屋武直美)

【初参加☆牧内選手より】
何年か振りにマラソンというものに参加しました。明男マネに次いで4位でゴール!必死に追う牧内選手☆一応運動選手だからと思い、前半飛ばして先頭に付いて行こうとしましたが、全然付いて行けず、後半にはバテバテになってしまいました。でも沿道で応援してくださる方々の声援のお陰で何とか走りきることができました。最近は近隣地域の方々との関わりが少なくなっていますが、このマラソンに参加したことで地域の皆さんと交流することができ、体は全身筋肉痛になり大変だったけど、とてもいい機会を持てて良かったです。

    
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